JAJU884J October 2014 – June 2024 DLPC900
DLPC900 の I2C サブアドレスは、Appendix A に示す DLPC900 コマンドのバイト アドレスに対応します。ほとんどの I2C サブアドレスは、読み出しおよび書き込みコマンド ペア (書き込みコマンドは、読み出しコマンドの最上位ビットをセットしたものと等しい) を持っています。たとえば、表 1-2 と表 1-4 に、入力データ チャネルのサブアドレス スワップ コマンド ペアが (0x04、0x84) であることを示します。ここで、サブアドレスの書き込みコマンド 0x84 は、サブアドレスの読み出しコマンド 0x04 の最上位ビットをセットしたものとなっています。各サブアドレス コマンドは特定の数のデータ バイトを必要とし、各コマンドの後に可変長データ (各パラメータの最下位バイトが先頭) が続きます。
DLPC900 の I2C コマンド データは、データ内の各パラメータの最下位バイトが先頭になるようにフォーマット化されており、USB プロトコルと同じ形式を維持しています。
DLPC900 の内部コマンド バッファは最大 512 バイトであり、読み出しコマンドと書き込みコマンドで共有されています。したがって、読み出しコマンドが実行されるたびに、読み出しセカンダリ アドレスによる I2C 動作を実行してそのデータを取得する必要があります。そうしないと、次のコマンドが実行されることでそのデータが上書きされます。読み出しコマンドの例については、セクション 1.1.2 を参照してください。