JAJU887 February 2023
ROM ブートローダには、カスタム・ブートローダを使用するオプションがあります。このためには、メイン・フラッシュ・メモリにカスタム・ブートローダをロードし、メイン以外のフラッシュの BSL 構成に登録します。次に ROM BSL を起動すると、セカンダリ・ブートローダの構成フィールドがチェックされて、そこに分岐し、制御が ROM BSL に戻ることは予期されません。
BCR の構成の BSL モード構成は、セカンダリ BSL にも適用されます。この設定がディセーブルなら、セカンダリ BSL は起動されません。
ブートローディング処理のとき意図せず消去されないよう、カスタム BSL がロードされるフラッシュ・メモリ領域は、BCR の構成で書き込み保護する必要があります。セカンダリ・ブートローダの使用事例では、メイン以外の書き込み保護はオプションです。ただし、消去後にセカンダリ・ブートローダのポインタを正しく復元する必要があります。
セカンダリ・ブートローダを消去すると、デバイスがロックアップする可能性があります。このため、セカンダリ・ブートローダのメモリ領域は書き込み保護する必要があります。