JAJU887 February 2023
SRAM メモリのレイアウトでは、ブートローダの動作に使用されるメモリについて説明します。
ホストによる読み取り / 書き込みアクセスが可能な SRAM メモリは、BSL バッファの開始アドレスから [SRAM の終了アドレス - 0x120] です。ここで、SRAM の終了アドレスは、各デバイスで利用可能な SRAM メモリによって決定されます。可変バッファ領域と同じ SRAM 領域が共有されるため、SRAM の書き込み / 読み取り動作中に上書きされる可能性があります。
A - SRAM 開始アドレス (0x20000000)
B - フラッシュ・プラグイン・インターフェイスが登録されていないとき、「デバイス情報の取得」コマンドの応答から取得できる「BSL バッファの開始アドレス」
C - 「デバイス情報の取得」コマンドへの応答から取得できる「BSL バッファの開始アドレス」。フラッシュ・プラグイン・インターフェイスが登録されていない場合、B と同じです
D - BSL バッファの終了アドレス = BSL バッファの開始アドレス + (2 * BSL の最大バッファ・サイズ)。ここで、BSL バッファの開始アドレスと BSL の最大バッファ・サイズは「デバイス情報の取得」コマンドの応答から取得できます
E - スタック割り当ての開始アドレス (E - 0x120)。「BSL の最大バッファ・サイズ」が 0xFFFF より小さい場合、これは「D」と同じです
F - デバイスで使用可能な SRAM メモリの終了アドレス。この値は、デバイス固有のデータシートで確認してください。
セクション B~C:
BSL 構成に登録されているとき、フラッシュ・プラグインの動作に割り当てられるデータ・セクション
セクション C~D:
データ・パケットの格納に使用されるバッファ領域
最大サイズは (2 * 0xFFFF)
セクション C~E: