JAJU889 may 2023
XM3 パワー・モジュールの電流ループは、大きく低プロファイルで、スイッチ位置の両端でインピーダンスが等価になるように、デバイス間に均等に分散されています。図 3-6 に示すように、電源端子は垂直にオフセットされており、DC リンク・コンデンサとモジュールの間のバス・バーを曲げ、結合、スタンドオフ、複雑な絶縁を必要とせずに、モジュールまでラミネートできるようになっています。図 3-7 に、代表的な 3 相インバータのバス接続を示します。これにより、DC リンク・コンデンサから SiC デバイスまで、電源ループ全体で低インダクタンスが実現されます。パッケージの寄生インダクタンスは、デバイスなしの XM3 モジュールを Keysight E4990A インピーダンス・アナライザに接続して抽出されています。10MHz で測定された V+ から V- への電源ループ・インダクタンスは 6.7nH です。