JAJU896 June 2023 ADS131M08 , MSPM0G1507
この設計の評価に使用する MSPM0+ ソフトウェアは、テスト用ソフトウェアです。このセクションでは、計測テスト用のカスタム・ソフトウェアを実装する方法を理解できるよう、テスト用ソフトウェアの機能について説明します。このセクションでは、ADS131M08 デバイスと、MSPM0G3507 MCU 上の各種ペリフェラルのセットアップについて説明します。また、計測ソフトウェアについてフォアグラウンド・プロセスとバックグラウンド・プロセスの 2 つの主なプロセスに分けて説明します。
このリファレンス・デザインに含まれているテスト・データは、MSPM0G3507 MCU 用に作成された汎用テスト・コードを使用して取得されたものです。このテスト・コードは、ADC エネルギー計測ライブラリのソフトウェアを TI MSPM0G シリーズの MCU 用に移植したものです。
元の ADC エネルギー計測ライブラリは Arm Cortex-M4F MCU で開発およびテストされたもので、テキサス・インスツルメンツの Sub-1GHz および 2.4GHz デバイスのワイヤレス MCU ポートフォリオなど、一般的な Arm Cortex-M3、M4(F)、M33 マイクロコントローラへ簡単に移植できます。
MSPM0+ ソフトウェアにはハードウェア抽象化レイヤが含まれているため、スタンドアロン ADC と Arm Cortex-M0+ MCU との間で通信が可能になるほか、エネルギー測定用の計測計算ライブラリが含まれています。また、このソフトウェアには、TIDA-010243 リファレンス・デザインから計測パラメータを表示するための Microsoft Windows PC 用の GUI も含まれています。