このリファレンス・デザインでは、C2000TM マイクロコントローラ (MCU) と高精度 ADC ADS131M08 を使用して、双方向のインターリーブ降圧コンバータ電力段の電流と電圧を正確に制御する方法を紹介します。このデザインは、C2000 マイコンの高分解能パルス幅変調 (PWM) 生成ペリフェラルを活用して、±20mA 未満の電流レギュレーション誤差と ±1mV の電圧レギュレーション誤差を実現しています。
TIDA-010087 | デザイン・フォルダ |
TMS320F280039 | プロダクト・フォルダ |
ADS131M08、REF35、INA188 | プロダクト・フォルダ |
OPA2182、LM321LV、TLV9102、UCC27211 | プロダクト・フォルダ |
CSD17556Q5B、CSD16570Q5B、LMR54410 | プロダクト・フォルダ |
TPSI3050、TVS0500、TPS7A20 | プロダクト・フォルダ |
TLV1117、LM2664、TPS736 | プロダクト・フォルダ |
C2000WARE-DIGITALPOWER-SDK | ツール・フォルダ |
バッテリ・テスタ装置には、シングル・セル、バッテリ・モジュール、および高電圧バッテリ・パックのテストに使用されるさまざまな装置が含まれています。この試験装置は、高精度の電源とデータ収集システムを搭載しており、バッテリの充電と放電に使用され、セルのさまざまなパラメータを測定します。
図 1-1 に、リチウムイオン・バッテリを簡略化した製造プロセスを示します。最終段である、エンドオブライン・コンディショニングには、セル形成とテストが含まれます。形成はリチウムイオン電池の製造において重要なステップです。形成中、セルは最初の充電と放電のプロセスを経て、固体電解質界面 (SEI) 層が形成されます。SEI 層の品質は、バッテリ・セルの容量と信頼性に影響を及ぼします。形成プロセスを制御するために、セルの充電と放電に高精度のプログラマブル電源が使用されます。これらの電源は、バッテリ形成システムまたはバッテリ・テスタと呼ばれます。バッテリ・テスタに必要な電圧および電流の精度は、通常、フルスケールの ±0.02%~±0.05% の範囲内です。