JAJU904A October 2023 – June 2024
TIDA-010263 をテストするには、前述のように 2 枚の基板を準備し、互いにスタックします。提供された 16 進ファイルは、Code Composer Studio (CCS) または UniFlash を使用して MSPM0L1306 デバイスにロードできるようになりました。
UniFlash Web ページでは接続されているデバイスをスキャンでき LP-MSPMO1306 の一覧が表示されます。デバイスの下にある [Start] ボタンをクリックします。
図 3-5 のような画面が表示されたら、[Browser] ボタンをクリックして 16 進ファイルを選択します。
[Load Image] ボタンをクリックすると、16 進ファイルが MSPM0 デバイスにロードされます。ファームウェアの更新を許可するには、デバッガが必要になることがあります。これが必要な場合は、追加のプロンプトが表示されます。
MSPM0L1306 をプログラムした後で、USB 接続を切断して、TIDA-010263 を TIDA-010234 などの IO-Link マスタに接続できます。
リファレンス デザインをテストするには、図 3-7 に示すように TIDA-010234 を接続します。COM3 と 400μs の IO-Link 通信を開始し、タイミングを測定することができます。
MSPM0L1306 上で動作するソフトウェアが、COM3 との IO-Link 通信を可能にし、最大 400µs サイクル時間に対応できるようになりました。このデバイスは、16 ビットの入力プロセス データ、光センサからの 8 ビットの輝度情報、8 ビットの温度情報を送信します。デバイスは、出力プロセス データを受け付けません。
MSPM0L1306 ローンチパッドの一部である RGB LED は、インデックス 65 の 8 ビット インデックス付きサービス データ ユニット (ISDU) の最後 3 ビットで制御できます。
TIDA-010234 を TIDA-010263 に接続するには、付属の IOL マスタ GUI を起動し、接続されているマスタをスキャンします (図 3-8 を参照)。
図 3-9 に示すように、接続されているマスタのシリアル ポートが [Port:] ドロップダウン メニューに表示されます。[Connect] ボタンをクリックして、ポートに接続します。
図 3-10 に、[Std Port Config] タブを選択する場所を示します。このタブを選択し、TIDA-010263 が接続されているポートを構成します。これを行うには、デフォルト設定のままにして、[Set Port Config] タブをクリックします。
IO-Link マスタは、400µs サイクル時間を使用して COM3 内に接続を確立できるようになりました。これは、[Get Port Status] ボタンをクリックすることで確認できます (図 3-11 を参照)。設定された送信レートとサイクル タイムが、GUI の下側のタブに表示されます。
データの読み取りと書き込みが可能になりましたます。プロセス データを読み取るには、[Process Data] タブに切り替えて [Read] ボタンを選択します。
同様に、ご請求データを読み書きすることができます。図 3-13 に示すように、[On Request Data] タブを選択し、読み取りまたは書き込みのインデックス (この例では RGB LED の場合は 65) を入力し、[Read] ボタンをクリックしてデータを読み取ります。書き込みの場合は、ボックスに書き込む値を入力し、[Write] ボタンをクリックします。例の値 02 は、ローンチパッドの D5 を緑色で点灯させます。