JAJU905 October   2023

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
      1. 2.2.1 コネクタ
      2. 2.2.2 高速トレース
      3. 2.2.3 パワー・レール
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 DS560DF410
      2. 2.3.2 TPS62867
      3. 2.3.3 TPS7A52
      4. 2.3.4 TLV702
      5. 2.3.5 TXB0108
  9. 3ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
      1. 3.1.1 TX 出力アイ・テスト
      2. 3.1.2 RX リンク・テスト
    2. 3.2 ソフトウェア要件
    3. 3.3 テスト設定
      1. 3.3.1 TX 出力アイ・テスト
      2. 3.3.2 RX リンク・テスト
    4. 3.4 テスト結果
      1. 3.4.1 TX 出力アイ・テスト
      2. 3.4.2 RX リンク・テスト
  10. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 設計ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 BOM
      3. 4.1.3 Altium プロジェクト
    2. 4.2 ツールとソフトウェア
    3. 4.3 ドキュメントのサポート
    4. 4.4 サポート・リソース
    5. 4.5 商標

TX 出力アイ・テスト

この手順では、TIDA-060043 MCB ボード上のリタイマ U15 チャネル 2 を通過する 26.5625GBd PAM-4 PRBS13Q データの TX 出力アイを測定する方法を具体的に説明します。

GUID-20230927-SS0I-BQJC-KHDF-NGG87WXKQ70Q-low.svg図 3-1 TX 出力アイ・テストの設定
  1. HCB ブレークアウト・ボードを TIDA-060043 の QSFP-DD ポート (J27) に接続します。MXP40 コネクタを TIDA-060043 の J11 と RX 信号用のラベルが付いた HCB のポートに接続します。
  2. SMA ケーブルを使用して、HCB の RX チャネル 2 を BERT 出力に接続し、TIDA-060043 の J11 ピン 3、4 を DCA-X サンプリング・オシロスコープの入力に接続します。
  3. USB 2.0 ミニ・ケーブルを使用して、PC を TIDA-060043 の USB ポート (J2) に接続します。
  4. 電源リード線を使用して、電源を TIDA-060043 の +3.3V バレル・ジャック (J3) に接続します。ボードに 3.3V を供給します。
  5. 26.5625GBd PAM-4 PRBS13Q データを出力するように BERT を構成します。
  6. PC で Latte を開き、setup.py を実行します。「setupInfo = 0」および「devIdentifier = 1」であることを確認します。
  7. devinit.py を実行します。79 行目で「device.slaveAddr = 0x18」であることを確認します。このアドレスは TIDA-060043 のリタイマ U15 に対応しています。
  8. Q0CH2 で 26.5625GBd PAM-4 データをイネーブルにするように 1_bringupParams.py を構成します。1_bringupParams.py を実行します。
  9. 2_bringupLib.py を実行します。usefulFunctions.py の「READBACK CHANNEL INIT STATUS / LOCK STATUS」コード・ブロックを実行し、チャネル 2 に CDR ロックがあることを確認します。
  10. 26.5625GBD PAM-4 PRBS13Q データにロックし、出力アイを表示するように DCA-X を構成します。
  11. usefulFunctions.py の「CHANGE TX-FFE」コード・ブロックを使用して、出力アイを目視で検査しながら FFE タップを調整し、性能を最適化します。図 3-3 に示す結果では、「pre=2」および「post=4」の設定が使用されました。
  12. DCA-X でアイ・ダイアグラムとジッタの結果をキャプチャします。