JAJU908 November 2023
図 3-17 に、システム図を示します。
このデザインは、汎用 MCU として TMDSCNCD263 を使用し、電源レール・モニタ、ウェークアップ、リレー・スイッチ、ウォッチドッグ (WTD)、リアルタイム・クロック (RTC)、湿度センサ、絶縁型 CAN、絶縁型 RS-485、イーサネット、デイジーチェーン通信などさまざまな機能の動作およびテストを実行します。
このデザインは、LMR51440 降圧コンバータを使用して 24V から 5V の電源レールに変換し、TMDSCNCD263、絶縁型電源モジュール UCC12050、トランス・ドライバ SN6505B に最大 4A の電流を供給します。ウェークアップ・トリガ回路は、LMR51440 をシャットダウン・モードからイネーブルにするように設計されています。BQ79600 は、TPS7A1601 から 12V 電源を供給されて、リバース・ウェークアップをサポートします。TPS7B8813 は、5V を 3.3V 電源レールに変換し、VIO およびペリフェラル・デバイスの電源を供給するために使用されます。
このデザインは、I2C バスを使って、湿度センサ、RTC、オプションの絶縁型高電圧 ADC または電流 ADC などのペリフェラル・デバイスを接続します。HDC3020 は、湿度を測定し、IP67 BESS コンテナ内の結露の可能性を評価します。コイン・セル・バッテリでバックアップした BQ32002 を使用して、MCU に対してローカル時間を生成します。
CAN および RS-485 には基本絶縁が必要です。UCC12050 および ISO1042 デバイスを使って、絶縁型 CAN 通信機能を実装します。SN6505B および ISO1410 デバイスを使って、絶縁型 RS-485 通信機能を実装します。ISO1410 は、最大 500Kbps のデータ・レートをサポートできます。
このデザインでは TPS3823-33 を使用してタイミング監視を行います。ウォッチドッグのタイムアウトは 1.6 秒です。