JAJU913A December   2023  – August 2024

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   参照情報
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
    2. 1.2 昇圧コンバータによる PV 入力
    3. 1.3 双方向 DC/DC コンバータ
    4. 1.4 DC/AC コンバータ
  8. 2システム設計理論
    1. 2.1 昇圧コンバータ
      1. 2.1.1 インダクタの設計
      2. 2.1.2 整流ダイオードの選択
      3. 2.1.3 MPPT 動作
    2. 2.2 双方向 DC/DC コンバータ
      1. 2.2.1 インダクタの設計
      2. 2.2.2 低電圧側コンデンサ
      3. 2.2.3 高電圧側コンデンサ
    3. 2.3 DC/AC コンバータ
      1. 2.3.1 昇圧インダクタの設計
      2. 2.3.2 DC リンク コンデンサ
  9. 3システム概要
    1. 3.1 ブロック図
    2. 3.2 設計の考慮事項
      1. 3.2.1 昇圧コンバータ
        1. 3.2.1.1 高周波数 FET
        2. 3.2.1.2 入力電圧および入力電流の検出
      2. 3.2.2 双方向 DC/DC コンバータ
        1. 3.2.2.1 高周波数 FET
        2. 3.2.2.2 電流および電圧の測定
        3. 3.2.2.3 入力リレー
      3. 3.2.3 DC/AC コンバータ
        1. 3.2.3.1 高周波数 FET
        2. 3.2.3.2 電流の測定
        3. 3.2.3.3 電圧の測定
        4. 3.2.3.4 補助電源
        5. 3.2.3.5 受動部品の選定
    3. 3.3 主な使用製品
      1. 3.3.1  TMDSCNCD280039C - C2000™ マイコン controlCARD™ 向けの TMS320F280039C 評価基板
      2. 3.3.2  LMG3522R030 ドライバ、保護機能、温度レポート機能内蔵、650V、30mΩ の GaN FET
      3. 3.3.3  TMCS1123 - 高精度ホール効果電流センサ
      4. 3.3.4  AMC1302 - 高精度、±50mV 入力、強化絶縁型アンプ
      5. 3.3.5  ISO7741 信頼性の高い EMC 特性、クワッドチャネル (順方向 3、逆方向 1)、強化絶縁型デジタル アイソレータ
      6. 3.3.6  ISO7762 信頼性の高い EMC 特性、6 チャネル (順方向 4、逆方向 2)、強化絶縁型デジタル アイソレータ
      7. 3.3.7  UCC14131-Q1 車載用、1.5W、12V~15V VIN、12V~15V VOUT、高密度、5kVRMS 超の絶縁型 DC/DC モジュール
      8. 3.3.8  ISOW1044 DC/DC 電源内蔵、低放射、5kVRMS、絶縁型 CAN FD トランシーバ
      9. 3.3.9  ISOW1412 電源内蔵、低放射、500kbps、強化絶縁型 RS-485/RS-422 トランシーバ
      10. 3.3.10 OPA4388 クワッド、10MHz、CMOS、ゼロドリフト、ゼロ クロスオーバ、真の RRIO 高精度オペアンプ
      11. 3.3.11 OPA2388 デュアル、10MHz、CMOS、ゼロドリフト、ゼロ クロスオーバ、真の RRIO 高精度オペアンプ
      12. 3.3.12 INA181 26V、双方向、350kHz、電流センス アンプ
  10. 4ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 4.1 ハードウェア要件
    2. 4.2
    3. 4.3 テスト構成
      1. 4.3.1 昇圧段
      2. 4.3.2 双方向 DC/DC 段 ‐ 降圧モード
      3. 4.3.3 DC/AC 段
    4. 4.4 テスト結果
      1. 4.4.1 昇圧コンバータ
      2. 4.4.2 双方向 DC/DC コンバータ
        1. 4.4.2.1 降圧モード
        2. 4.4.2.2 昇圧モード
      3. 4.4.3 DC/AC コンバータ
  11. 5設計とドキュメントのサポート
    1. 5.1 デザイン ファイル
      1. 5.1.1 回路図
      2. 5.1.2 BOM
    2. 5.2 ツールとソフトウェア
    3. 5.3 ドキュメントのサポート
    4. 5.4 サポート・リソース
    5. 5.5 商標
  12. 6著者について
  13. 7改訂履歴

DC/AC 段

TIDA-010938 AC/DC 基板の E1 バージョンの場合、さまざまな変調方式でシステムを動作させるために以下のハードウェア変更を行ってください。

  • HERIC
  1. R20、R22、R54、R56、R257、R269 のはんだを除去し、それぞれ短絡させます。
  • H ブリッジ バイポーラ
  1. R22、R56 のはんだを除去し、それぞれ短絡させます。
  2. R257 のはんだを除去し、短絡させます。
  3. R269 のはんだを除去し、R269-2 を R249-2 に接続します。
  4. R20 のはんだを除去し、R20-2 を R243-2 に接続します。
  5. R54 のはんだを除去し、R54-2 を R241-2 に接続します。
  • H ブリッジ ユニポーラ
  1. R22、R56 のはんだを除去し、それぞれ短絡させます。
  2. R257、R269 のはんだを除去し、それぞれ短絡させます。
  3. R35 のはんだを除去し、R35-2 と R249-2 を接続します。
  4. R69 のはんだを除去し、R69-2 と R245-2 を接続します。
  5. R20 のはんだを除去し、R20-2 を R243-2 に接続します。
  6. R54 のはんだを除去し、R54-2 を R241-2 に接続します。

TIDA-010938 AC/DC 基板の E2 バージョンの場合、さまざまな変調方式でシステムを動作させるために以下のハードウェア変更を行ってください。

  • HERIC
  1. ジャンパ J22、J23、J24、J25、J26 を接続します。
  • H ブリッジ バイポーラ
  1. ジャンパ J4、J5、J13、J21、J22 を接続します。
  • H ブリッジ ユニポーラ
  1. ジャンパ J4、J5、J13、J14、J20 を接続します。

ソフトウェアの変更については、ソフトウェアユーザーガイドを参照してください。

図 4-4 に、基板の接続を示します。安全性を確保するために、DC 電源と AC グリッド シミュレータで適切な電圧と電流の制限が選択されていることを確認してください。DC 電源は、必要な電圧と電流の制限が設定された定電圧モードに構成する必要があります。DC/DC 基板の DC バスは、DC/AC 基板の DC バスに接続され、制御信号のコネクタも接続されています。双方向 AC グリッド シミュレータでは、適切な電圧、周波数、電流が設定されます。

TIDA-010938 DC/AC のテスト用接続図 4-4 DC/AC のテスト用接続