JAJU913A December 2023 – August 2024
マルチフェーズ コンバータの大きな課題は、アクティブな複数の相間で電流のバランスを維持し、いかなる相にも熱ストレスをかけず、リップル除去を最適化することです。したがって、対称な設計とレイアウト、同様のスイッチング ループ、電流ループ フィードバック用に同期された電流センシングが重要です。この電流ループ フィードバックは、正確に位相電流を監視するためにコントローラにフィードバックされる必要があります。
電流の測定は、図 3-7 に示すように、各相のスイッチング ノードで、絶縁型電流アンプ AMC1302 を使用して行われます。この製品は、DC/DC を内蔵していない高精度の電流センシング強化絶縁型アンプです。この IC は、低入力インピーダンスの電流測定用に最適化された ±50mV の入力電圧範囲を持っています。DC 電流は 1mΩ のシャントを通して流れるため、±50A のリニアな測定範囲が得られます。デバイスの電源は、LMG3522R030 デバイスの LDO から内部で生成された 5V で供給されます。
昇圧段の電圧測定には、デュアル チャネル オペアンプである OPA2388 が使用されます。