JAJU915A December 2023 – June 2024
最大電力点追従 (MPPT) を実現するには、PV パネルの電圧と電流に対して特殊な制御を行う必要があります。セクション 2.2 に、MPPT を示します。
MPPT 動作を可能にするため、このリファレンス デザインは各入力チャネルの電圧および電流測定機能を備えています。入力チャネルはマイコンと同じ電位に配置されているため、絶縁する必要はありません。そのため、コスト競争力の高い非絶縁型シャントによる、INA181 アンプを使った電流検出設計を採用できます。INA181 は双方向電圧出力電流検出アンプです。このデバイスは、バッテリ充電中の負電流を測定するために使用される基準電圧入力を備えています。INA181A3 は最大 100V/V の内部ゲインと 150kHz の帯域幅を持っています。
電圧検出は、抵抗分圧器と、電圧フォロワとして構成された低電圧汎用オペアンプ LM321LV によって実装されています。この電圧フォロワ回路の目的は、検出ラインのインピーダンスを下げ、ノイズ耐性を高め、ADC の入力インピーダンスによる誤差を低減することです。