JAJU918 December   2023

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
      1. 2.2.1 フォトダイオード、TIA、ADC
      2. 2.2.2 LED の駆動
      3. 2.2.3 電源
      4. 2.2.4 ディスプレイ、方向、通信機能
      5. 2.2.5 ソフトウェア
        1. 2.2.5.1 タイミング構造
        2. 2.2.5.2 オーバーサンプリングとデジタル フィルタリングによりダイナミック レンジ拡大
        3. 2.2.5.3 バイタルの計算
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 MSPM0L1306
  9. 3ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
    2. 3.2 ソフトウェア要件
      1. 3.2.1 テキサス・インスツルメンツ GUI
      2. 3.2.2 CCS プロジェクト
      3. 3.2.3 アナログ技術者向けカリキュレータ
    3. 3.3 テスト設定
    4. 3.4 テスト結果
  10. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 デザイン ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 BOM
    2. 4.2 ツールとソフトウェア
    3. 4.3 ドキュメントのサポート
    4. 4.4 サポート・リソース
    5. 4.5 商標

バイタルの計算

オーバーサンプリングされたデータには DC 信号と AC 信号の組み合わせが含まれているため、DC 信号を除去できるシンプルなデジタル ローパス IIR フィルタが適用されます。フィルタは、入力値と最後の出力値の差のごく一部を最後の出力値に追加して、新しい出力値を形成することで機能します。入力にステップ状の変化があった場合、一定時間にわたって出力が入力と同じになるように補正を実行します。変化率は、ユーザーが決定するプログラム可能な係数によって制御されます。TIDA-010267 は、実験で決定された係数を使用します。PPG の AC 信号のピークとトラフを検出するアルゴリズムは、信号のピーク間の期間、つまりハートビートの期間を記録するために使用されます。これらの同じ検出を DC 成分の除去と組み合わせて使用して R を計算し、最終的には %SpO2 を計算します。