コードのデバッグ中にローカル変数やグローバル変数を注意深く観察することは、デバッグの標準的なやり方です。CCS では、このような変数の観察を行うために、メモリ ビューやウォッチ ビューなど、さまざまな方法を提供しています。さらに、CCS には時間 (および周波数) ドメインのプロットを作成する機能があります。この機能により、ユーザーはグラフ ツールを使用して波形を表示できます。
- メニュー バーの [View] → [Expressions] をクリックして、[Expressions] ウォッチ ウィンドウを開きます。 マウスを [Expressions] ウィンドウに移動して、プロジェクトで使用されている変数を表示します。 図 3-24 に示すように、[Expressions] ウィンドウに変数を追加します。 このウィンドウでは、宣言時に変数に関連付けられた数値形式が使用されます。図 3-24 に、[Expressions] ウィンドウの例を示します。 式を右クリックして選択し、変数の数値形式を選択します。
- 代わりに、[Expressions] ウィンドウ内で右クリックして [Import] をクリックすることで、変数のグループを [Expressions] ウィンドウにインポートすることもできます。<install_location>\solutions\tida_010265_wminv\src_control\common\debug にあるプロジェクトのディレクトリをブラウズし、[BuildLevel1.txt] を選択して [OK] ボタンをクリックすると、図 3-24 に示す変数がインポートされます。
注: メイン コードではこの時点で初期化されていない変数もあり、役に立たない値が含まれている可能性があります。
- 構造体変数 motorVars_M1[] には、モーターの制御に関連するほとんどの変数へのリファレンスが含まれています。 この変数を展開することで、必要に応じてすべての変数を表示したり、編集したりできます。
- [Expressions] ウィンドウで [Continuous Refresh] ボタン をクリックします。 これにより、リアル タイム モードでウィンドウを実行できます。この [Expressions] ウィンドウで下矢印をクリックすることで、[Customize Continuous Refresh Interval] を選択して[Expressions] ウィンドウのリフレッシュ レートを編集できます。 リフレッシュ間隔が速すぎると、パフォーマンスに影響することがあります。