JAJU922A October 2022 – February 2024
このプロジェクトは、入力電圧が約 70Vrms を上回るまで待機してから突入リレーを駆動し、検出をクリアするようにプログラミングされています。
をクリックしてプロジェクトを実行します。
約 120V の入力電圧を印加すると、基板は低電圧状態から脱し、突入リレーが駆動されます。検出がクリアされ、出力が DC 380V まで上昇します。AC 入力から正弦波電流が引き出されます。この段でプログラムを実行しているときの [Watch] ウィンドウを 図 5-43 に示します。
このビルドのソフトウェアには SFRA が統合されているため、ハードウェアを測定して、設計した補償器が十分なゲイン マージンと位相マージンを提供していることを検証できます。SFRA を実行するには、プロジェクトを実行したまま、<Install directory >\C2000Ware_DigitalPower_SDK_<version>\libraries\sfra\gui\SFRA_GUI.exe に移動します。 SFRA GUI が表示されます。
SFRA GUI でデバイスのオプションを選択します。例として、F28003x の場合には浮動小数点を選択します。[Setup Connection] をクリックし、ポップアップ ウィンドウで [Boot on Connect] オプションを選択解除し、適切な COM ポートを選択します。 [OK] をクリックします。 SFRA GUI に戻り、[Connect] をクリックします。
SFRA GUI がデバイスに接続します。これで [Start Sweep] をクリックして、SFRA 掃引を開始できるようになりました。 SFRA 掃引が完了するまでには数分かかります。SFRA GUIのプログレスバーを確認したり、UARTの動作を示す制御カード裏面の青色LEDの点滅をチェックすることで、動作を監視できます。終了すると、図 5-44のように開ループプロットによるグラフが表示されます。この操作により、設計した補償器が確かに安定していることを検証できます。
別の方法として、Compensation Designer を再度開き、GUI でプラントオプションに SFRA Data を選択します。 このオプションにより、測定したプラント情報を用いて補償器を設計し、補償を微調整できます。デフォルトでは、Compensation Designer は最新の SFRA 実行を示しています。過去の SFRA 実行時のプラント情報を使用する必要がある場合、[Browse SFRA Data] をクリックし、参照して SFRAData.csv ファイルを選択してください。 Compensation Designer を閉じて、電圧補償器の設計を検証します。
システムを安全に停止させるには、入力 AC 電圧をゼロまで下げます。guiVBus もゼロに下がっていることを確認します。
リアルタイム モードのマイクロコントローラを完全に停止するには、2 段階の手順を踏みます。まず、ツールバーの [Halt] ボタン () を使用するか、[Target] → [Halt] の順にクリックして、プロセッサを停止します。 次に、 をクリックしてマイクロコントローラをリアルタイム モードから解除します。最後に、マイクロコントローラ () をリセットします。
[Terminate Debug Session] () ([Target] → [Terminate all]) をクリックして、CCS デバッグ セッションを終了します。