JAJU923 February 2024
実効的な寄生容量性損失を確認するため、PWM デューティ サイクル 50%、PWM スイッチング周波数 8kHz~80kHz、負荷電流ゼロでの TIDA-010936 PCB の電力損失を測定しました (式 3 を参照)。
シュミレーションには、LMG2100R044 のデータ シートに記載されている COSS(TR) = 501pF を使用し、さらに PCB とケーブル配線の寄生容量に起因する 80pF 相当の基板関連容量を追加しています。
PWM スイッチングがゼロのときの TIDA-010936 の電源電流オフセットを差し引くために、最初に PWM スイッチングなしで測定が行われ、PWM スイッチングなしの 48V 電源で 0.765W の電力損失が得られました。次に、シミュレーションされた COSS の電力損失に対して、8kHz から 80kHz の段階的な PWM による消費電力の増加が出力されました。さらに、(スイッチング時の) 3 相電圧をセンシングするための位相電圧抵抗分圧器の損失も、COSS の電力損失に加算されないように、測定値から差し引かれました。このシミュレーションは、COSS の電力損失の測定値とほぼ一致しています。