JAJU927 March   2024

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   参照情報
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計の考慮事項
      1. 2.2.1 PFC インダクタンスの設計
      2. 2.2.2 LMG3622 の CS ピンの構成
      3. 2.2.3 AHB トポロジと VCC 設計
      4. 2.2.4 AHB トポロジ用の LMG2610
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 UCC28056
      2. 2.3.2 LMG3622
      3. 2.3.3 LMG2610
  9. 3ハードウェア、テスト要件、およびテスト結果
    1. 3.1 ハードウェア
    2. 3.2 テスト設定
    3. 3.3 テスト結果
      1. 3.3.1 スイッチング波形
        1. 3.3.1.1 PFC 段のスイッチング波形
        2. 3.3.1.2 AHB 段のスイッチング波形
      2. 3.3.2 効率テストの結果
      3. 3.3.3 熱テストの結果
  10. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 デザイン ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 BOM
      3. 4.1.3 レイアウトのプリント (オプションのセクション)
    2. 4.2 ツール
    3. 4.3 ドキュメントのサポート
    4. 4.4 サポート・リソース
    5. 4.5 商標
  11. 5著者について

PFC 段のスイッチング波形

PFC 段は、140W の全負荷条件で測定しました。PFC コントローラとテキサス・インスツルメンツの GaN の動作を確認するため、UCC28056 付近で VDS と ZCD/CS 端子の波形を記録しました。

図 3-7図 3-12 のチャネル設定は次のとおりです。

  • Ch1:U1 の VDS 電圧 (LMG3622)
  • CH2:U2 の ZCD/CS 電圧 (UCC28056)
TIDA-050074 90Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
動作周波数は 83.8kHz です。システムは CrM で動作します。
図 3-7 90Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
TIDA-050074 115Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
動作周波数は 117.9kHz です。システムは CrM で動作します。
図 3-8 115Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
TIDA-050074 230Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
動作周波数は 78.86kHz です。システムは DCM で動作します。
図 3-9 230Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
TIDA-050074 264Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
動作周波数は 37.88kHz です。システムは DCM で動作します。
図 3-10 264Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形

PFC の出力電圧が低い場合、デューティ サイクルと動作周波数も低くなります。

TIDA-050074 90Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
PFC 出力電圧は 320V に設定されています。動作周波数は 76.69kHz です。システムは CrM で動作します。
図 3-11 90Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
TIDA-050074 115Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形
PFC 出力電圧は 320V に設定されています。動作周波数は 102.5kHz です。システムは CrM で動作します。
図 3-12 115Vac 入力、140W 負荷時の PFC 段のスイッチング波形