JAJU934 May 2024
TMAG5170 は 4 線式 SPI をサポートしています。デバイスと外部マイコン間の主な通信は、全二重通信の SPI バスを経由します。外部マイコンは SPI コントローラとして動作し、コマンド リクエストを SDI ピンに送信し、デバイス応答を SDO ピンで受信します。TMAG5170 デバイスは SPI のペリフェラル デバイスとして動作し、コマンド リクエストを受信して、SDO ラインを介して応答 (ステータスや測定値など) を外部マイコンに送信します。TMAG5170 は、コントローラ デバイスとの通信のために、32 ビット固定のフレーム サイズをサポートしています。32 ビット フレームは、DATA_TYPE レジスタ ビットにより設定でき、通常のシングル レジスタ読み取り / 書き込みデータ パケット、または 2 チャネルのデータを同時に読み取る特殊なパケットをサポートします。
シリアル クロック SCLK は、ホスト コントローラのクロック信号を表します。このクロックによってデータ転送速度が決まり、すべての送受信がこのクロックと同期して行われます。SDO ピンの出力データは SCK の立ち下がりエッジで遷移し、SDI ピンの入力データは SCLK の立ち上がりエッジでラッチされます。
nCS は SPI をアクティブにします。nCS 信号が High である限り、TMAG5170 は SCLK 信号もシリアル データ入力 (SDI) も受け付けず、シリアル データ出力 (SDO) は高インピーダンスになります。適切な通信を維持するには、nCS をトグルせずに通信フレームの間 Low に保持する必要があります。SPI は、nCS が Low から High になるたびにディセーブルになります。