JAJU940 July   2024

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   参照情報
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 UCC28810
      2. 2.3.2 MCF8315
      3. 2.3.3 MSPM0L
      4. 2.3.4 MSPM0C
  9. 3システム設計理論
    1. 3.1 MCF8315 の設計
      1. 3.1.1 電力部
      2. 3.1.2 GPIO 部
    2. 3.2 AC/DC の設計:シングル ステージ PFC
    3. 3.3 ホスト MCU の設計
  10. 4ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 4.1 ハードウェア要件
      1. 4.1.1 ハードウェアの概要
      2. 4.1.2 TIDA-010951 PCB
    2. 4.2 ソフトウェア要件
    3. 4.3 試験の要件
    4. 4.4 テスト構成
    5. 4.5 テスト結果
      1. 4.5.1 TIDA-010951 のパワー マネージメント
      2. 4.5.2 UCC28810 を使ったシングル ステージ PFC
      3. 4.5.3 MCF8315C を使った住宅用 BLDC ファンの動作
        1. 4.5.3.1 パワーアップ シーケンス
        2. 4.5.3.2 フォワード ウィンドミリング (ISD 順方向再同期)
        3. 4.5.3.3 リバース ウィンドミリング (ISD 逆方向再同期)
        4. 4.5.3.4 方向反転
        5. 4.5.3.5 ファンの加速と減速
      4. 4.5.4 熱性能
  11. 5設計とドキュメントのサポート
    1. 5.1 デザイン ファイル
      1. 5.1.1 回路図
      2. 5.1.2 BOM
    2. 5.2 ツールとソフトウェア
    3. 5.3 ドキュメントのサポート
    4. 5.4 サポート・リソース
    5. 5.5 商標
  12. 6著者について
  13. 7謝辞

GPIO 部

MCF8315 の GPIO は、図 3-2 に示すように接続されています。

  1. SPEED ピンは、速度制御のために MSPM0L1306 に接続されています。代わりにこのピンを、アナログ速度制御モードを使った速度制御のための 0~3V 入力に直接接続することもできます。
  2. SCL、SDA ピンは、I2C 通信のために MSPM0L1306 に接続されています (AVDD へのプルアップ抵抗付き)。
  3. FG ピンは MSPM0L1306 に接続されています (AVDD への外付けプルアップ抵抗付き)。FG はモーター速度を示します。EEPROM で内部プルアップ抵抗を有効化している場合、外部プルアップ抵抗を取り外すことができます。
  4. DIR ピンは使用されていないため、(任意でプルダウン抵抗を介して) AGND に接続しています。この場合、EEPROM を使用して回転方向を設定できます。
  5. BRAKE ピンは、ブレーキ動作のために MSPM0L1306 に接続されています。これはアクティブ High 信号であり、BRAKE ピンが High に設定されると、MCF8315 は、ユーザーが構成した速度スレッショルドまでモーターを減速した後、ローサイド ブレーキをかけてモーターを迅速に停止させます。
  6. DACOUT1、DACOUT2、DACOUT2/SOX は、信号を監視するためのテスト ポイントに接続された出力ピンです。
  7. EXT_WD および EXT_CLK ピンは使われていないため、フローティングのままにしています。EXT_WD と EXT_CLK は、未使用時は AGND に直接接続することもできます。
  8. nFAULT ピンは MSPM0L1306 に接続されています。これはアクティブ Low のオープン ドレインのフォルト インジケータ出力であり、フォルトを表示するには、EEPROM によって AVDD への内部プルアップ抵抗を有効化する必要があります。
  9. DRVOFF ピンは MSPM0L1306 に接続されたアクティブ High の入力信号であり、モータへの電力を直ちに遮断するために使用できます。
  10. ALARM ピンは使われていないため、フローティングのままにしています。
  11. 放熱性を向上させるため、NC ピンは、サーマル パッドとその他のすべてのグランド ピン (DGND、GND_BK、PGND、AGND) と一緒に AGND に接続されています。
TIDA-010951 MCF831x の GPIO 部図 3-2 MCF831x の GPIO 部