JAJU944 August 2024
低消費電力モードとアクティブ モードの間の状態遷移のテスト構成には、LM53625xQEVM 降圧コンバータと、定電流モードに構成された 150W の電子負荷によるシンプルな車載 ECU のエミュレーションが含まれます。
図 4-3 では、S3 を押すことで、MSPM0L1306-Q1 による本システムの低消費電力モードへの移行がトリガされ、テストが開始されます。この状態では、nLPM と INP はどちらも Low にプルされ、メイン パスではなく低消費電力パスを駆動するように TPS1213-Q1 に信号が送られます。
図 4-4 では、最初、本システムは低消費電力モードに入っていますが、電子負荷が作動し、200mA の自動負荷ウェークアップ スレッショルドを交差します。TPS1213-Q1 は、低消費電力パスを使用する状態からメイン パスを使用する状態に 12μs 未満で自動的に遷移します。同時に、WAKE 信号が Low をアサートし、システム全体をアクティブ モードに遷移させるように MSPM0L1306-Q1 に警告します。