JAJU944 August 2024
ソフトウェア ベースの時間電流特性を検証するためのテスト構成には、LM53625xQEVM がパスから除かれていることを除き、同様の構成 (図 4-2 を参照) が含まれます。1000W の電子負荷を TIDA-020065 の出力に直接接続し、その負荷を定抵抗モードに設定します。
このテストでは、ヒューズ チャネル 3 を使います。つまり、Inom = 25A、I2t = 1000A2s です。負荷に 36A の一定の過電流が流れた場合、シャットダウン時間は 1.49s と見込まれます。I2t アルゴリズムが INP をプルダウンし、出力をシャットダウンするのに 1.523s かかります。
図 4-10 と 図 4-11 の両方は、それぞれヒューズ チャネル 1 とヒューズ チャネル 2 を使用した I2t シャットダウン テストの結果を示しています。
最大 65.5A の過電流に対するヒューズの I2t 動作に加えて、固定遅延シャットダウンの挙動も示されています。
このテストでは、固定遅延スレッショルドをソフトウェアで 65.5A に設定しました。図 4-12 に示すように、65.5A のパルスはこの設計の監視可能な最大電流に近いため、パルスが 4ms の間アクティブになると、MSPM0L1306-Q1 は INP を Low にアサートし、出力をシャットダウンします。