JAJU944 August 2024
TPS1213-Q1 は、保護および診断機能を備えた、45V、低 IQ スマート ハイサイド ドライバです。本デバイスは、動作電圧範囲が 3V~40V と広く、12V のシステム設計に理想的です。このデバイスは、最低 -40V の負の電源電圧に耐えられ、負荷を保護できます。
本デバイスは、2 つのゲート ドライブを備えており、1 つはメイン パスの MOSFET を駆動するための 1.69A ソースおよび 2A シンク能力、もう 1 つは低消費電力パスのための 165µA ソースおよび 2A シンク能力です。
LPM = Low の低消費電力モードでは、低消費電力パスの FET をオン状態に維持し、メイン FET をオフにします。このモードでは、デバイスが消費するのは、35µA (標準値) という小さい IQ です。アクティブ状態に移行するための自動負荷ウェークアップ スレッショルドは、ISCP/LWU ピンを使用して調整できます。EN/UVLO が Low のとき、IQ は 1μA (標準値) まで減少します。このデバイスは、動作モード (アクティブ モード、低消費電力モード) を示すため、WAKE 出力ピンを備えています。
このデバイスは、MOSFET VDS センシング、または外付けの RSNS 抵抗を使用して、短絡保護を調整可能です。自動リトライおよびラッチオフ フォルト動作は設定可能です。このデバイスは、SCP_TEST 入力の外部制御を使用した、内蔵の短絡コンパレータを診断する機能も備えています。本デバイスは、短絡、チャージ ポンプ低電圧、入力低電圧条件時のオープン ドレイン出力のフォルト (FLT) を表示します。
TPS1213-Q1 は、19 ピンの VSSOP パッケージで供給されます。