JAJU957 November 2024
アンテナ パッチは、垂直軸に対して 60 度の角度に向けられています。この方向は、隣接するアンテナ間のアイソレーションと方位角放射を考慮して最適化されています。垂直軸から回転角度を大きくすると、方位角放射が改善されますが、アンテナ結合が増加します。60 度回転させることにより、アンテナ結合と方位角放射の最適なバランスが得られます。
図 3-1に、アンテナ パッチの向きを示します。1D アンテナ バリエーションと 2D アンテナ バリエーションのすべての RX アンテナと TX アンテナについて、同じアンテナの向きが考慮されています。方位角面に沿って放射される電力の成分が大きいため、アンテナは方位角面でより優れた性能を発揮します。対象アプリケーション プロファイルには、存在検出、モーション検出、バイタル サイン監視などが含まれるため、方位角面での優れた性能が期待されます。
図 3-2 に、隣接するアンテナ間 (RX1 と RX2、RX2 と RX3、RX3 と TX1、TX1 と TX2 など) のアイソレーションを示します。60 度回転させた場合、隣接するアンテナ間の最小アイソレーションは -20dB です。