JAJU958 November 2024
PLC ハードウェア実装のテストには、結合回路と受信パス内のバンドパスフィルタの検証が含まれます。
カップリング回路をチェックするため、周波数応答アナライザ (Venable Instruments Model 3120) を用いてインピーダンスを測定しました。重要なのは、カップリング ネットワークが PLC キャリア周波数で高インピーダンスを示し、通信帯域外で低インピーダンスを維持する必要があることです。図 4-12 に、測定したインピーダンスを示します。マークおよび RSD PLC プロトコルのスペース周波数におけるインピーダンスを黄色のマーカーで示します。
受信パスに対して追加のバンドパス フィルタを実装します。このパスでは、PLC 通信のキャリア周波数にパスバンドを設定することが重要です。バンドパスフィルタの伝達曲線測定値を、図 4-13 に示します。パスバンドは 70kHz~150kHz の間にあります。この測定には、同じ周波数応答アナライザを使用しました。
このデザインでは、TIDA-060001 リファレンス デザインと共に緊急シャットダウン機能を搭載した、PLC 結合回路および AFE031 を検証しました。SunSpec 高速シャットダウン送信および受信のリファレンス デザインもご覧ください。