- このラボを実行するには、図 3-11 で説明したようにハードウェアが設定されていることを確認します。ゲイン誤差とオフセット誤差のキャリブレーションには、2 点較正法を使用します。
- 電流を測定するには、外付けの高精度抵抗と DMM を使用するか、E-Load 電流測定値を使用します。または、TIDA-010090 基板上のセンス抵抗の両端の電圧を使用して、出力電流を測定できます。電圧を測定するには、降圧コンバータの出力電圧とリモート センス接続の間に DMM を使用します。
- SYSCONFIG ページを開き、ラボ 5 を選択し、[Calibration Mode] を [Current Calibration] に設定します。図 3-32 に、電流キャリブレーションの SYSCONFIG ページの設定を示します。
- SYSCONFIG ページを保存し、コードを実行します。
- [Expression] ウィンドウを開きます。
- 出力電流は、BT4PH_userParam_V_I_chX->ibatCal_pu パラメータを使用して更新します。
- BT4CH_userParam_chX->Relay_ON を 1 に設定して、出力リレーをイネーブルにします。
- BT4CH_userParam_chX->en_bool = 1 を設定します。
- BT4CH_userParam_chX->ibatCal_pu を「0.05」および「0.3」に設定し、出力電流読み取り値を書き留めます。
- bt4ch_gan_cal.h ファイルの実際の出力電流読み取り値を更新します。
#define BT4CH_IBAT_ACTUAL_CH1_P1_A ((float32_t)2.5)
#define BT4CH_IBAT_ACTUAL_CH1_P2_A ((float32_t)15.00)
- チャネル 2、3、4 について、この手順を繰り返します。
-
SYSCONFIG ページを開いてラボ 5 を選択し、[Calibration Mode] を [Voltage Calibration] に設定します。図 3-33 に、電圧キャリブレーションの SYSCONFIG ページの設定を示します。
- SYSCONFIG ページを開き、キャリブレーション モードをディセーブルにします。
- powerSUITE 以外のバージョンのプロジェクトを使用する場合、[Build Settings] は solution_settings.h ファイルで直接変更されます。
電流キャリブレーションの場合は CALIBRATION_MODE を 1 に設定し、電圧キャリブレーションの場合は 2 に設定します。#define LAB_NUMBER (5)
#define CHANNEL_NUMBER (5)
#define CALIBRATION_ENABLED (true)
#define CALIBRATION_MODE (1)