JAJA721A January 2008 – November 2022 BQ27421-G1 , BQ27425-G2A , BQ27425-G2B , BQ27441-G1 , BQ27505-J2 , BQ27505-J3 , BQ27505-J4 , BQ27505-J5 , BQ27520-G4 , BQ27530-G1 , BQ27531-G1 , BQ27545-G1 , BQ27546-G1 , BQ27741-G1 , BQ40Z50 , BQ40Z50-R1 , BQ40Z50-R2
このアプリケーション・レポートでは、シングルセルのリチウムイオン・アプリケーション (スマートフォン、メディア・プレーヤ、PDA など) 用の bq2750x シリーズのバッテリ残量測定 IC で使用される Impedance Track™(1) (IT) テクノロジーの理論について概説します。bq2750x ファミリでの IT アルゴリズムの実装について説明し、残量測定のアルゴリズムに関連するデータ・フラッシュ定数の設定についても詳しく説明します。
(1)Impedance Track アルゴリズムは、米国の US6832171、US6789026、US6892148 特許によって保護されています。
Impedance Track™is a TM ofTI corporate name.
Other TMs
バッテリ残量測定のアルゴリズムは、3 種類の情報を使用して残りの容量 (DataRAM.Remaining Capacity( )) とフル充電容量 (DataRAM.Full Charge Capacity( )) を計算します。
DataRAM.Full Charge Capacity( ) は、完全充電状態から、与えられた放電速度において、予備容量 (DF.Reserve Capacity) を差し引いた後で、DF.Terminate Voltage フラッシュ定数で定義される電圧に達するまでに放出される電荷の量と定義されます。
DataRAM.Full Charge Capacity( ) は放電速度に依存し、速度が高いときや、温度が低いときには小さくなることに注意してください。これは、セルの I*R が低下すると、Terminate Voltage スレッショルドに達するまでの時間が短くなるためです。