JAJSE24 October 2017 LM138QML
PRODUCTION DATA.
LM138QMLシリーズは、可変の3端子正電圧レギュレータで、1.2V~32Vの出力電圧範囲で5A以上を供給可能です。このデバイスは非常に簡単に使用でき、2つの外付け抵抗だけで出力電圧を設定できます。周到な回路設計により、負荷およびラインのレギュレーションが非常に優れており、多くの商用電源に匹敵します。
LM138QMLデバイス独自の機能として、時間依存の電流制限が挙げられます。電流制限回路により、短い時間ならレギュレータから最高12Aのピーク電流を出力できます。このため、LM138QMLデバイスは全負荷の状況で大きな過渡負荷に対応でき、スタートアップを高速化できます。持続的な負荷状況では、レギュレータを保護するために電流制限が安全な値まで低下します。チップには熱過負荷保護と、電力トランジスタの安全領域保護も組み込まれています。過負荷保護は、調整ピンが誤って切断された場合でも動作し続けます。
デバイスが入力フィルタ・コンデンサから6インチ以上離れていない限り、通常はコンデンサ不要です。6インチ以上離れている場合には、入力バイパス・コンデンサが必要です。過渡応答を改善するため出力コンデンサを追加できます。また、調整ピンをバイパスすると、レギュレータのリップル除去が強化されます。
LM138QMLは、固定レギュレータやディスクリート設計の置き換え以外にも、広範な他の用途に有効です。レギュレータは「フローティング」状態で、入力から出力への差動電圧のみを検出するため、入力から出力への差分の最大値を超過せず、出力からグランドへの短絡が発生しない限り、数百ボルトの電圧の電源でもレギュレート可能です。
型番 | グレード | パッケージ |
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LM138K-MIL | 軍用 | TO-3 (2) |
LM138KG-MD8 | 軍用 | ダイ |
LM138KG-MW8 | 軍用 | ウェハー |