LM317L-Nは可変正電圧レギュレータであり、-1.2V~37Vの出力範囲で100mAを供給できます。LM317L-Nは簡単に使用でき、2つの外付け抵抗だけで出力電圧を設定できます。ライン・レギュレーションと負荷レギュレーションのいずれも、標準的な固定レギュレータより優れています。LM317L-Nは標準の使いやすいTO-92トランジスタ・パッケージで供給されます。
LM317L-Nは完全な過負荷保護機能を備えています。電流制限、熱過負荷保護、安全領域保護も内蔵されています。デバイスが入力フィルタ・コンデンサから6インチ以上離れて配置されない限り、通常はコンデンサ不要です。6インチ以上離れて配置される場合は入力バイパスが必要です。
LM317L-Nは、フローティング・トポロジを使用して、入出力電圧差のみを監視するため、入出力電圧差の最大値を超過しない限り、数百ボルトの電源でもレギュレート可能です。LM317L-Nは、単純な可変のスイッチング・レギュレータ、またはプログラミング可能な出力レギュレータとして使用でき、さらに調整と出力との間に固定抵抗を接続することで、高精度の電流レギュレータとしても使用できます。
LM317L-Nは標準の3ピンTO-92トランジスタ・パッケージ、8ピンSOICパッケージ、および6ピンDSBGAパッケージで供給されます。LM317L-Nは、-40℃~125℃での動作が規定されています。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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LM317L-N | TO-92 (3) | 4.30mm×4.30mm |
SOIC (8) | 3.91mm×4.90mm | |
DSBGA (6) | 1.68mm×1.019mm |