デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
SN75176A 差動バス・トランシーバは、マルチポイント・バス伝送ライン上での双方向データ通信を目的として設計されたモノリシック IC です。平衡伝送ライン用に設計され、ANSI 標準 EIA/TIA-422-B および ITU 勧告 V.11に準拠しています。
SN75176A は、3 ステート差動ライン・ドライバと差動入力ライン・レシーバを統合しており、どちらも 5V 単一電源で動作します。ドライバとレシーバはそれぞれアクティブ HIGH、アクティブ LOW のイネーブルを備えており、それらのイネーブルを外部で相互に接続することで、方向制御として機能させることができます。ドライバの差動出力とレシーバの差動入力は、差動入出力 (I/O) バス・ポートを構成するように内部で接続されています。これらのポートは、ドライバがディセーブルされている場合または VCC = 0 の場合、バスへの負荷を最小化するように設計されています。これらのポートは正負の同相電圧範囲が広いため、パーティライン・アプリケーションに適しています。
ドライバは、最大 60mA のシンクまたはソース電流負荷に対応するように設計されています。ドライバは、ライン・フォルト状態からの保護のために、正と負の電流制限とサーマル・シャットダウンを備えています。サーマル・シャットダウンは、約 150℃の接合部温度でトリガされるように設計されています。レシーバの最小入力インピーダンスは 12kΩ、入力感度は ±200mV、入力ヒステリシスは 50mV (標準値) です。
SN75176A は、SN75172 および SN75174 クワッド差動ライン・ドライバと SN75173 および SN75175 クワッド差動ライン・レシーバを採用した伝送ライン・アプリケーションで使用できます。
SN75176A は、0℃~70℃で動作が規定されています。
部品番号 | パッケージ (ピン) | 本体サイズ (公称) |
---|---|---|
SN75176A | SOIC (8) | 4.90mm × 3.91mm |
PDIP (8) | 9.81mm × 6.35mm |
Changes from Revision B (January 2015) to Revision C (October 2022)
PIN | TYPE | DESCRIPTION | |
---|---|---|---|
NAME | NO. | ||
R | 1 | O | Logic Data Output from RS-485 Receiver |
RE | 2 | I | Receive Enable (active low) |
DE | 3 | I | Driver Enable (active high) |
D | 4 | I | Logic Data Input to RS-485 Driver |
GND | 5 | — | Device Ground Pin |
A | 6 | I/O | RS-422 or RS-485 Data Line |
B | 7 | I/O | RS-422 or RS-485 Data Line |
VCC | 8 | — | Power Input. Connect to 5-V Power Source. |