TUSB1210 スタンドアロン USB トランシーバ (シリコン・チップ)

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1 特長

ULPI インターフェイスで USB コントローラと接続するよう設計された USB2.0 PHY トランシーバ・チップ、次の仕様に完全準拠
- Universal Serial Bus Specification Rev. 2.0
- On-The-Go Supplement to the USB 2.0 Specification Rev. 1.3
- UTMI+ Low Pin Interface (ULPI) Specification Rev. 1.1
- ULPI 12 ピン SDR インターフェイス
DP/DM ラインの外部成分補償 (特許番号 #US7965100 B1)
ホスト、ペリフェラル、OTG デバイス・コアと接続、携帯型機器または USB OTG デバイス・コアが組み込まれたシステム ASIC 用に最適化
ホスト・ネゴシエーション・プロトコル (HNP) とセッション要求プロトコル (SRP) をサポートする完全な USB OTG 物理フロント・エンド
–2V～20V の範囲で V_BUS ピンを保護する V_BUS 過電圧保護回路
V_BUS ピンへのケーブル短絡に対応する DP、DM、ID ピンの内部 5V 短絡保護
ULPI インターフェイス
- 終端なしの 50Ω ライン・インピーダンスに対して最適化された I/O インターフェイス (1.8V)
- 入力と出力の両方のクロック構成をサポートする ULPI CLOCK ピン (60MHz)
- 完全にプログラム可能な ULPI 準拠のレジスタ・セット
完全な産業グレードの動作温度範囲 (–40℃～85℃)
32 ピン QFN (RHB) パッケージで供給

2 アプリケーション

3 概要

TUSB1210 は、ULPI インターフェイスで USB コントローラと接続するように設計された USB2.0 トランシーバ・チップです。このデバイスはすべての USB2.0 データ・レート (High-speed 480Mbps、Full-speed 12Mbps、Low-speed 1.5Mbps) をサポートしており、ホストとペリフェラルの両方のモードに対応しています。さらに、このデバイスは UART モードとレガシー ULPI シリアル・モードにも対応しています。また、TUSB1210 は USB 2.0 仕様に対する任意の補遺である OTG (Ver1.3) (HNP、SRP を含む) もサポートしています。

トランスミッタの DP/DM 外部成分補償機能は、データ・ラインのインピーダンスおよびレシーバの入力インピーダンスと一致させるために直列インピーダンスの偏差を補償します。これにより、データの反射が制限され、アイ・ダイアグラムが改善されます。

製品情報⁽¹⁾

部品番号	パッケージ	本体サイズ (公称)
TUSB1210	VQFN (32)	5.00mm × 5.00mm

(1) 利用可能なすべてのパッケージについては、このデータシートの末尾にある注文情報を参照してください。

図