TI、GHG(温室効果ガス)排出量の削減に向けた科学的根拠に基づく目標の設定に注力
SBTiと協力して将来の目標を策定、評価し、2025年まで続く現在のGHG目標に引き続き注力
テキサス・インスツルメンツ (TI)は、気候科学に沿って短期的で全社的な排出量削減を設定するという TI の取り組みが、SBTi (Science Based Targets initiative:科学に基づく目標設定イニシアチブ) に認められたことを発表しました。
TI は取り組みの一環として、SBTiの技術エキスパートによるレビューと検証のために、地球温暖化を 1.5℃ に制限するという目標を設定したパリ協定に調和する、Scope 1 と 2の排出量など、GHG(温室効果ガス)排出量削減目標を含め、科学に基づいた目標を策定しています。さらにTIは、追加の関連する Scope 3 の GHG 排出量カテゴリの報告を 2025 年に開始することを計画しているほか、自社のバリュー チェーン全体にわたって排出量を削減するために、サプライヤ エンゲージメント目標を設定する予定です。
「TI の半導体は、再生可能エネルギーやエネルギー ストレージから、自動車の電動化に至るまで、サステナブルなテクノロジー ソリューションの基盤になります」と、TI の社長兼CEOの Haviv Ilan は述べています。「毎年数百億個の半導体を製造するメーカーとして、信頼できる製造能力を確保すると同時に、環境に及ぼす影響を低減するために継続的に努力することが非常に重要です。気候に関する目標を設定し、達成することは、社会的に思慮深く、環境に責任を持てる方法で事業を運営するための TI の長期的な取り組みを強調しています。私たちの取り組みが影響力を持ち、長期にわたって続くものになると確信しています」
TI は SBTi と協力し、将来の目標の策定と評価を進めており、 2025 年まで続く、複数年にわたる現在の目標に引き続き注力しています。その中には、2015 年を基準年とし、Scope 1 と Scope 2 の絶対排出量を 25% 削減する目標も含まれます。
TI は社内製造能力を拡大し、地政学的に信頼できる製造能力を確保するために、再生可能エネルギーの使用量をさらに拡大する予定です。重要なマイルストーンとして、300mm 製造事業で 2025 年までに100%、米国で 2027 年までに 100%、グローバルで 2030 年までに 100% を達成することを目標にしています。
環境維持に対する TI の取り組み
TI は長期間にわたって、責任ある、そしてサステナブルな製造に取り組んできました。その中には、天然資源の節約、エネルギー消費量の削減、気候変動に及ぼす影響の緩和に注目した、長年にわたる目標やプログラムもあります。環境維持に対する TI の取り組みについて、詳しくは https://www.ti.com/ja-jp/about-ti/citizenship-community/environmental-sustainability.html をご覧ください。
SBTi (科学に基づく目標設定イニシアチブ) の概要
SBTi (科学に基づく目標設定イニシアチブ) は、世界各地の企業や金融機関が気候危機との闘いで自らの役割を果たすのに役立つ、企業間の気候変動対策組織です。この組織は、パリ協定に従って GHG排出量削減目標を設定するための基準、ツール、ガイダンスを策定して、世界の気温上昇を壊滅的なレベル以下に維持し、遅くとも 2050 年までにGHG の実質的な排出量をゼロにすることを目指しています。SBTi は、CDP (英国の非営利団体)、United Nations Global Compact (国連グローバル コンパクト)、WRI (World Resources Institute:世界資源研究所)、WWF (世界自然保護基金) などをパートナーとする慈善団体として法人化されています。
将来見通しに関する記述の注意事項
本コミュニケーションには、実行可能性の予測や環境維持に関する当社の目標が及ぼす影響に関する声明を含め、1995 年に成立した民事証券訴訟改革法により規定される法的責任からの免責条件を満たすことを意図した「将来見通しに関する記述」が含まれています。一般的に、これら将来の見通しに関する記述は、TI とその経営陣による、「will」 (見込み)、「believes」 (確信する)、「expects」 (期待する)、「anticipates」 (予測する)、「foresees」 (予見する)、「forecasts」 (予期する)、「estimates」 (推定する)、またはその類似語句ら識別できます。同様に、TI の事業戦略、見通し、目的、計画、取り組み、意図、目標に関する記述は、将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述はいずれも特定のリスクや不確定要素を含む可能性があり、実際の結果が予測と大きくかけ離れる可能性があります。これらの要因に関する詳細な説明については、SEC が保管する 2024 年の年次報告書の Form 10-K に記載されている「risk factors」(リスク要因) の説明をご覧ください。この通知に含まれている「将来の見通しに関する記述」は、この通知を作成した時点で作成したものです。TI は、その後の出来事や状況を反映する目的で、「将来の見通しに関する記述」を更新する義務を負いません。
TI (テキサス・インスツルメンツ) の概要
Texas Instruments Incorporated (NASDAQ:TXN) は、産業用、車載、パーソナル エレクトロニクス、通信機器、エンタープライズ システムなどの市場で、アナログ チップと組み込みプロセッシング チップの設計、製造、販売に従事しているグローバル半導体企業です。TIの中核には、半導体を通じてエレクトロニクスをより手ごろな価格で提供することで、より良い世界を創造するという情熱があります。この情熱は今日も生き続けており、各世代のイノベーションが最新の技術を基礎にして、テクノロジーの信頼性を高め、より手ごろな価格で低消費電力を実現し、あらゆる分野のエレクトロニクスで半導体を活用できるようにしています。詳細については ti.com をご覧ください。