各種電流センス アンプは、入力電圧が電源電圧を上回っているかどうかを確認できる独自のフロント エンド アーキテクチャを採用しています。加えて、高精度マッチングを実施した複数の内蔵抵抗を通じて、温度範囲全体にわたる精度と安定性が向上すると同時に、システム全体のサイズを縮小できます。さらに、この精度向上に伴い、抵抗値を小さくしてもマージンを確保できるので、抵抗性シャントの抵抗値を小さくし、シャントによる消費電力を削減することができます。TI の幅広いアナログ出力電流センス アンプ製品ラインアップを活用して、システムの精度、ドリフト、電圧に関する開発中システムの要件を満たすことができます。
カテゴリ別の参照
デバイスの特長
追加機能により、開発中の電流センシング アプリケーションの監視と保護を実現
デバイスのパッケージ
電流センス アンプのさまざまなパッケージ オプションを使用して、開発中のボード面積を節減できます。
新製品
技術リソース
ビデオ・シリーズ
TI プレシジョン ラボ - 電流センス アンプ
電流センス アンプに関するこの包括的なカリキュラムをご確認ください。このシリーズは、電流センス アンプの基礎、アプリケーションに関するヒント、デバッグ、主な仕様などを取り扱った一連の短いトレーニング ビデオで構成されています。
e-Book（PDF）
An Engineer's Guide to Current Sensing (Rev. B)
特定用途向け電流センシングの設計上の課題と解決方法を収録した包括的なライブラリをご活用ください。
セレクション・ガイド
Current Sense Amplifiers (Rev. E)
主なリファレンス デザインと電流センス アンプ製品を検索。
主なアプリケーションの概要
バッテリと半導体の試験
TI の電流センス アンプを採用すると、より厳密な制御に役立つ、高精度の電流測定を実現可能
ソーラー エネルギーと測定
太陽光発電システムの電流を高精度監視し、適切な動作と最大の変換効率を確保
協力ロボット (コボット) と産業用ロボット
高精度電流センシングの採用で、ロボットシステムの電力効率とリアルタイム制御能力が向上
車載の DC/DC とオンボード充電
高精度の電流センシングは、開発中の DC/DC とオンボード充電システムで電力効率の最適化に貢献
ワイヤレス通信インフラ
高精度の電流センシングは、開発中のアクティブ アンテナ システムとリモート無線ユニットの効率最適化に貢献
TI の電流センス アンプを採用すると、より厳密な制御に役立つ、高精度の電流測定を実現可能
超高精度アプリケーションに適した TI の多様な電流センス アンプは、同相電圧に関して最大 110V で動作し、最大 120V に耐える特長があり、ローサイドとハイサイドどちらのセンシングでも多様な測定に対応できます。
利点：
- 0.5% 未満のフルスケール誤差
- 入力バイアス電流が小さく、マイクロアンペア単位の電流を測定可能
- 最大 110V の同相電圧での動作をサポート
主なリソース
最終製品 / サブシステム
製品
技術資料
- 高電圧の電源レールにおける高精度の電流測定 (Rev. E 翻訳版) – アプリケーション概要
- 多様な誤差発生源の概要 – ビデオ・シリーズ
設計ツールとシミュレーション
- CS-AMPLIFIER-ERROR-TOOL – 電流センス・アンプの比較およびエラー・ツール
太陽光発電システムの電流を高精度監視し、適切な動作と最大の変換効率を確保
各種 DC/DC コンバータ、MPPT (最大電力点追従)、他のサブシステムなど、ソーラー システム内の電流を高精度監視すると、システム全体を最適化して最大の効率と性能を確保するのが容易になります。
利点：
- -40℃ ～ +125℃ の温度範囲にわたって 0.5% 未満のフルスケール誤差
- 最大 110V の同相電圧での動作に対応
- 広い帯域幅と高スルーレートを通じて、高速な範囲外検出が可能
主なリソース
リファレンス・デザイン
- PMP30693 – Supercapacitor backup power supply, input current limit and active cell balancing reference design
- TIDA-050034 – Integrated power supply reference design for NXP iMX 7D processor
製品
設計ツールとシミュレーション
- CS-AMPLIFIER-ERROR-TOOL – 電流センス・アンプの比較およびエラー・ツール
高精度電流センシングの採用で、ロボットシステムの電力効率とリアルタイム制御能力が向上
高精度電流センス アンプを採用すると、協力ロボット (コボット)、産業用ロボット、移動型ロボットで位相をインライン監視する方法でリアルタイム制御を実現し、ロボット システムの制御、安全性、性能の水準を向上させることができます。
利点：
- -40℃ ～ +125℃ の温度範囲にわたって 0.5% 未満のフルスケール誤差。
- 最大 110V の同相電圧での動作をサポート。
- 強化型の PWM (パルス幅変調) 除去機能を搭載、インライン位相モーター制御機能。
- 広い帯域幅と高スルーレートを通じて、高速な範囲外検出が可能。
主なリソース
最終製品 / サブシステム
リファレンス・デザイン
- TIDA-00909 – 高速ドライブ向け、48V/10A 高周波 PWM 3 相 GaN インバータのリファレンス・デザイン
- TIDA-00913 – シャントベース・インライン・モーター位相電流検出機能付き、48V 3 相インバータのリファレンス・デザイン
- TIDA-00302 – 堅牢な過渡特性の電流シャント・モニタ、リファレンス・デザイン
製品
ハードウェア開発
- BOOSTXL-3PHGANINV – シャント・ベース・インライン・モーター位相電流センシング機能を搭載した 48V 3 相インバータの評価モジュール
技術資料
- Current Sensing for Inline Motor-Control Applications – アプリケーション・ノート
- PWM リジェクション機能搭載、低ドリフト、高精度、インライン・モー ター電流測定 (Rev. D 翻訳版) – アプリケーション概要
設計ツールとシミュレーション
- CS-AMPLIFIER-ERROR-TOOL – 電流センス・アンプの比較およびエラー・ツール
ソフトウェア開発
- ASC-STUDIO – Analog signal chain (ASC) studio (アナログ・シグナル・チェーン向けツール)
高精度の電流センシングは、開発中の DC/DC とオンボード充電システムで電力効率の最適化に貢献
TI の高精度ゼロドリフト電流センス アンプを採用すると、双方向 DC/DC コンバータとオンボード チャージャの設計で小型化と効率向上を進め、電気自動車システムを開発することができます。
利点：
- -40℃ ～ +125℃ の温度範囲にわたって 0.5% 未満のフルスケール誤差。
- 最大 110V の同相電圧での動作をサポート。
- 広い帯域幅と高スルーレートを通じて、高速な範囲外検出が可能。
主なリソース
最終製品 / サブシステム
製品
技術資料
- スイッチング電源の電流モード制御 (Rev. E 翻訳版) – アプリケーション概要
- 車載モジュールの 12V バッテリ・モニタリング (Rev. A 翻訳版) – アプリケーション概要
設計ツールとシミュレーション
- CS-AMPLIFIER-ERROR-TOOL – 電流センス・アンプの比較およびエラー・ツール
- CIRCUIT060035 – ウィンドウ・コンパレータ回路を使用した双方向電流センシング
高精度の電流センシングは、開発中のアクティブ アンテナ システムとリモート無線ユニットの効率最適化に貢献
高精度の電流センシングを活用すると、ドレイン電流を監視する方法で高精度のキャリブレーションを行い、パワー アンプの動作を最適化することができます。加えて、高速な範囲外検出を実施し、パワー アンプ段を保護するのが容易になります。
利点：
- -40℃ ～ +125℃ の温度範囲にわたって 0.5% 未満のフルスケール誤差。
- 最大 110V の同相電圧での動作をサポートしているため、パワー アンプ段のハイサイド監視に対応可能。
- 広い帯域幅と高スルーレートを通じて、高速な範囲外検出が可能。
主なリソース
設計と開発に役立つリソース
計算ツール
電流センス・アンプの比較およびエラー・ツール
この Excel カリキュレータは、 2 ～ 5 個の TI の標準的な電流センス・アンプを比較し、各デバイスの基本的なパラメータを含むチャートを提示します。また、このカリキュレータは同相電圧、電源電圧、シャント抵抗値、公差など、ユーザーによるシステム条件入力を受け入れ、調整可能な電流範囲全体で誤差曲線をプロットします。加えて、このカリキュレータは、計算で求めたフルスケール入力電圧を、測定した最大電流で割った値に基づいて、シャントの最大値 (mΩ) を出力します。
シミュレーション・ツール
TI Design / シミュレーション・ツール向け PSpice®
PSpice® for TI は、各種アナログ回路の機能評価に役立つ、設計とシミュレーション向けの環境です。設計とシミュレーションに適したこのフル機能スイートは、Cadence® のアナログ分析エンジンを使用しています。PSpice for TI は無償で使用でき、アナログや電源に関する TI の製品ラインアップを対象とする、業界でも有数の大規模なモデル・ライブラリが付属しているほか、選択された一部のアナログ動作モデルも利用できます。
設計とシミュレーション向けの環境である PSpice for TI (...)
設計とシミュレーション向けの環境である PSpice for TI (...)
評価ボード
INA296x 5V/μs のスルーレート、-5V ～ 110V、1.1MHz、電流センス・アンプの評価基板
INA296AEVM は小型基板であり、切り離し可能で完全に独立した 5 枚のボードが付属しています。これら 5 枚のボードは回路構成が同一で、INA296x の 5 種類のゲイン・バリエーションのそれぞれに対応しているほか、最大 110V の同相入力に耐え、10A (オンボード・シャント) の入力に対応できる能力があります。
各ボードに、VS、GND、OUT のテスト・ポイントと、VIN+ および VIN- の端子台を搭載しています。パッドとソケットを使用すると、入力フィルタと出力フィルタ、およびオンボードの 2512 サイズのシャント抵抗をすぐに実装できます。