Arm® Cortex®-M0+ マイコンの設計と開発
直観的で使いやすいハードウェア、ソフトウェア、開発ツールを採用すると、開発を迅速に開始できます。
ハードウェア開発
LaunchPad™ 開発キットを使用すると、マイコンをフレキシブルに評価できるモジュール型のエコシステムを活用し、TI の MSPM0 マイコン製品ラインアップの評価を開始することができます。
LaunchPad
MSPM0L1306 32MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
LP-MSPM0L1306 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0L1306 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミング、デバッグ、エネルギー測定を行うためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0L1306 M0+ マイコン プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を搭載しています。このボードは、3個のボタン、2個のLED (1個はRGB LED)、1個のアナログ温度センサ、光センサを搭載しています。
MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
LP-MSPM0G3507 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0G3507 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミング、デバッグ、エネルギー測定を行うためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0G3507 M0+ マイコン プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を搭載しています。このボードは、3 個のボタン、2 個の LED (1 個は RGB LED)、1 個のアナログ温度センサ、1 個の光センサを搭載しています。また、4MSPS で動作する高速 ADC の性能を提示するための外部バッファも搭載しています。
MSPM0C1104 24MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
LP-MSPM0C1104 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0C1104 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミングとデバッグを行うためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0C1104 M0+ マイコン プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を、より小型のフォーム ファクタに搭載しています。このボードは 2 個のボタンと 1 個の LED を搭載しています。
MSPM0L1117 32MHz Arm Cortex-M0+ マイコン向け、LaunchPad 開発キット
MSPM0L1117 LaunchPad は、MSPM0L1117 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミング、デバッグ、エネルギー測定を行うためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0L1117 M0+ プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を搭載しています。このボードは、3 個のボタン、2 個の LED (1 個はRGB)、複数の 40 ピン ヘッダを搭載しており、各ピンに簡単にアクセスできます。
MSPM0L2228 32MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
MSPM0L2228 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0L2228 マイコン (MCU) 向けの使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミング、デバッグ、EnergyTrace テクノロジーを実行するためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0L2228 M0+ マイコン プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を搭載しています。このボードは、複数のオンボード ボタン、複数の LED、1 個の RGB LED、1 個の 7 セグメント LCD パネルも搭載しています。
ソフトウェア
多様なサンプル コードを使用して開発を開始します
TI のいくつかのペリフェラル サンプル コードは、ドライバ ライブラリ API を使用し、デバイス機能の一般的な使用事例を提示しています。開発を開始する際に、これらのコードを活用できます。
TI の MSP サブシステム向けサンプルを使用すると、重要な機能に対応する複数のビルディング ブロックを開発中アプリケーションに統合し、開発を迅速化することができます。
選択したポータブル ソフトウェア ドライバを使用してペリフェラルを構成します
TI の最適化済み低水準ドライバ ライブラリ (DriverLib) を採用すると、一連のフル機能 API を使用して、ハードウェアと一般的な ARM ペリフェラルの構成、制御、操作を行うことができます。
TI の高水準スレッド セーフ TI ドライバを使用すると、リアルタイム オペレーティング システム (RTOS) アプリケーション内でシームレスにペリフェラルを構成できます。
MSPM0 向けのミドルウェア ライブラリを活用し、アプリケーション開発をシンプルにします
機能安全、セキュア ブート、ファームウェアのアップデート、最適化済みのデジタル信号処理、有線通信 (LIN、CAN、SENT、IO-Link、OneWire、DALI、SMBus) を迅速に有効化します。
モーター制御、エネルギー測定、医療診断、環境センシング、バッテリ管理などに適したアプリケーション ソフトウェアを使用し、開発期間をいっそう短縮します。
最適な RTOS を選択して開発を進めます
Zephyr Project GitHub リポジトリに収録済みのデバイス サポートを使用し、MSPM0 を想定した次期 Zephyr OS プロジェクトを開始します。
MSPM0 SDK から、FreeRTOS カーネル向けのスタータ プロジェクトを直接インポートします。
ミドルウェア
ライブラリとプロトコル スタックは、車載、家電製品、ビル オートメーション、ファクトリ オートメーションなど、さまざまなアプリケーションやセクター向けの幅広いミドルウェアを収録しています。
車載
LIN サンプル コード
SENT サンプル コード
ベクタ
IHR
SIMMA-3P-CANOPEN
SIMMA-3P-LIN-STACK
幅広い市場
カスタム ブートローダー サンプル コード (Custom bootloader code examples)
EEPROM エミュレーション サンプル コード (EEPROM emulation code examples)
FreeRTOS
GUI Composer ライブラリ
1 線式デモ (One-wire demo)
SMBus ライブラリ
ビル オートメーション
DALI サンプル コード
デュアル レイ煙探知器のデモ (Dualray smoke detector demo)
PIR (パッシブ赤外線) モーション検出デモ (PIR motion detection demo)
SASI 煙探知器のデモ (SASI smoke detector demo)
エネルギー測定 (Energy measurement)
エネルギー測定ライブラリ
ファクトリ オートメーション
機能安全
機能安全アプリケーションに適した MSPM0 診断ライブラリ
MSPM0 診断ライブラリ SDK (ソフトウェア開発キット) は、機能安全の診断要件を満たすのに役立つ一連の機能安全ソフトウェアを収録しています。
Math ライブラリ
IQmath ライブラリ
医療
血圧計のデモ (Blood pressure monitor demo)
パルス オキシメータのデモ (Pulse oximeter demo)
モーター制御
ブラシ付きモーター制御ライブラリ
ホール センサ付き台形波モーター制御ライブラリ
センサ付き FOC (フィールド オリエンテッド コントロール:磁界方向制御) ライブラリ
センサレス FOC (フィールド オリエンテッド コントロール:磁界方向制御) ライブラリ
ステッピング (ステッパ) モーター制御ライブラリ
汎用 FOC (フィールド オリエンテッド コントロール:磁界方向制御) ライブラリ
パワー マネージメント
バッテリ残量計サンプル コード (Battery gauge code examples)
バッテリ モニタ サンプル コード (Battery monitor code examples)
PMBus ライブラリ
SMBus ライブラリ
セキュリティ
ブート イメージ マネージャのサンプル (Boot image manager examples)
TI デベロッパー ゾーン
MSPM0 を使用して迅速に開発を開始します
クイック スタート ガイドの記載に従い、TI の LaunchPad™ 開発キットと TI のサポート対象 IDE のいずれかを使用して、サンプル コードを評価します。
MSP Zero Code Studio を使用すると、プログラミング言語や IDE の必要なしで、アプリケーション コードの構成、開発、テストを数分で実行できます。
選択した IDE を使用して、開発とデバッグを行います
MSPM0 SDK を、多様な統合開発環境 (IDE) と組み合わせて使用し、組込みアプリケーションの開発やデバッグを進めることができます。IDE を、SysConfig などの構成ツールと組み合わせると、開発を迅速化できます。
MSPM0 Academy の使いやすく実践的なトレーニング モジュール
MSPM0 Academy には、多様な LaunchPad™ 開発キットに関するいくつかのデモと資料があります。各モジュールは、デバイスの機能を実証するために、TI のソフトウェア開発キット (SDK) の一部で、サンプルをステップバイステップで紹介しています。
トピックは、アナログ ペリフェラルの例から、開発中アプリケーションのニーズに合わせたシリアル通信や高度なデバイス機能に至るまで多岐にわたります。
ソフトウェア構成ツール
MSPM0 マイコンに適したアプリケーションを設計するためのグラフィカル開発環境
MSP Zero Code Studio は、マイコン アプリケーションの構成、開発、実行を数分で行うことができる、視覚的な設計環境です。コーディングと IDE は不要です。
STM8S003 から MSPS003 へのアプリケーション コードの移行をシンプル化
STM8S003 から MSPS003 への移行ツールは、STM8S003 デバイス ファミリからピン互換の MSPS003 (MSPM0C110x) デバイスにアプリケーションを移行するプロセスをシンプルにできるように、一連のソフトウェア、ツール、資料を取り揃えています。
システム構成ツール
SysConfig は、ハードウェアとソフトウェアの構成に関する課題の簡素化と、ソフトウェア開発の迅速化に役立つ設計を採用した構成ツールです。
SysConfig は、Code Composer Studio™ 統合開発環境 (IDE) の一部、またはスタンドアロン アプリケーションという形式で利用できます。さらに、TI デベロッパー ゾーンにアクセスすると、SysConfig をクラウド環境で実行できます。
SysConfig は、ピン、ペリフェラル、無線、ソフトウェア スタック、RTOS、クロック ツリーなどのコンポーネントを構成するための直観的なグラフィカル ユーザー (...)
プログラミング ツール
ELPRO-3P-C-GANG
MSP-GANG 量産プログラマ
MSP ギャング プログラマ (複数デバイスへの書き込み機能) (MSP-GANG) は、MSPM0/MSP430™/MSP432™ デバイス向けのプログラマであり、最大 8 個の同一 MSPM0/MSP430/MSP432 フラッシュ デバイスまたは FRAM デバイスに同時にプログラムする (書き込む) ことができます。この製品は、標準的な RS-232 接続または USB 接続を使用してホスト PC に接続できるほか、開発ユーザーがプロセスのフル カスタマイズを行うのに役立つフレキシブルなプログラミング オプションも利用できます。
XDS110 JTAG デバッグ・プローブ
TI (テキサス・インスツルメンツ) の XDS110 は、TI の各種組込みプロセッサを意図した、新しいクラスのデバッグ・プローブ (エミュレータ) です。XDS110 は XDS100 ファミリを置き換える製品であり、同時に、単一製品で幅広い規格 (IEEE1149.1、IEEE1149.7、SWD) をサポートしています。すべての XDS デバッグ・プローブはまた、組込みトレース・バッファ (ETB) を搭載しているすべての Arm プロセッサと DSP プロセッサで、コア・トレースとシステム・トレースをサポートしています。ピン経由でコア・トレースを実行する場合、XDS560v2 (...)
UniFlash フラッシュ・プログラミング・ツール
Uniflash は、TI のマイコンやワイヤレス・コネクティビティ・デバイスが搭載しているオンチップ・フラッシュと、TI プロセッサ向けのオンボード・フラッシュに対してプログラミング (書き込み) を行うためのソフトウェア・ツールです。Uniflash は、グラフィカル・インターフェイスとコマンドライン・インターフェイスの両方を採用しています。
Uniflash は、TI デベロッパー ゾーンのクラウド環境から実行すること、または Windows®、Linux®、macOS® の各コンピュータでダウンロードして使用することができます。
サポート対象デバイス: (...)