Arm Cortex-M0+ マイコン
TI の包括的な Arm® Cortex®-M0+ マイコン製品ラインアップは、開発に必要なセンシング機能と処理機能の実現に役立ちます
カテゴリ別の参照
MSPM0C/MSPM0L シリーズは、24/32MHz で動作する 1 個の CPU、最大 256KB のフラッシュ、32KB の SRAM を搭載
先進的なアナログと車載
ゼロドリフト オペアンプ、TIA (トランスインピーダンス アンプ)、12 ビット 1MSPS ADC、高速コンパレータなど、幅広いデバイス オプションから製品を選定し、高性能アナログの統合を進めることができます。
MSPM0G シリーズは、80MHz で動作する 1 個の CPU、最大 128kB のフラッシュ、32kB の SRAM を搭載
高度なアナログ製品
包括的な高性能アナログ シグナル チェーン。複数のゼロドリフト オペアンプ、デュアル 14 ビット 250KSPS ADC、デュアル 12 ビット 4MSPS ADC、複数の高速コンパレータ、1 個の 12 ビット 1MSPS DAC などのデバイス オプションがあります。
産業用と車載の各種 CAN コントローラ
CAN (コントローラ エリア ネットワーク) 2.0A、CAN 2.0B、CAN-FD (CAN-Flexible Data Rate) の各バスは、最高 5Mbps のレートをサポートします。
Arm Cortex-M0+ マイコン の設計と開発
TI のエコシステムとツールを活用すると、開発期間を短縮し、システム ソリューションの開発をすぐに開始することができます。
ハードウェア
LaunchPad™ 開発キットを使用すると、マイコンをフレキシブルに評価できるモジュール型のエコシステムを活用し、MSPM0 マイコン製品ラインアップの評価を開始することができます。
ソフトウェア
TI の多様なサンプルコード、ミドルウェア製品、複数のサポート対象オペレーティング システムなどを活用すると、アプリケーションを迅速に設計できます。
TI デベロッパー・ゾーン
デスクトップ環境またはクラウド環境から、コードの開発、デバッグ、分析を簡単に実行するために必要な開発ツール、ソフトウェア、トレーニングのすべてにアクセスすることができます。
教育用リソース
さまざまなトピックと LaunchPad キットを網羅した使いやすいトレーニング モジュールを活用して学習を進めることができます。
パートナー
TI のパートナーの中には、知名度が高く強い基盤を持つ企業があり、TI の半導体デバイス ソリューションを補完する製品とサービスを提供しています。
主なツール
MSPM0L1306 32MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
LP-MSPM0L1306 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0L1306 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミング、デバッグ、エネルギー測定を行うためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0L1306 M0+ マイコン プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を搭載しています。このボードは、3個のボタン、2個のLED (1個はRGB LED)、1個のアナログ温度センサ、光センサを搭載しています。
MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
LP-MSPM0G3507 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0G3507 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミング、デバッグ、エネルギー測定を行うためのオンボード・デバッグ・プローブなど、MSPM0G3507 M0+ マイコン・プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を実装しています。このボードは、3 個のボタン、2 個の LED (1 個は RGB LED)、1 個のアナログ温度センサ、1 個の光センサを搭載しています。また、4MSPS で動作する高速 ADC の性能を提示するための外部バッファも搭載しています。
MSPM0C1104 24MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
LP-MSPM0C1104 LaunchPad™ 開発キットは、MSPM0C1104 をベースとする、使いやすい評価基板 (EVM) です。プログラミングとデバッグを行うためのオンボード デバッグ プローブなど、MSPM0C1104 M0+ マイコン プラットフォームの開発を開始するために必要なすべての機能を、より小型のフォーム ファクタに搭載しています。このボードは 2 個のボタンと 1 個の LED を搭載しています。
教育用リソース
MSP Academy
TI の Arm® Cortex®-M0+ デバイスの特長
コスト削減を最大化
各種 MSPM0 デバイスは、TI の 65nm フラッシュ プロセスを採用しているため、1 枚のウエハから製造できるチップの数が多くなり、業界最小クラスのパッケージを実現しています。アナログ機能をオンチップ搭載しているので、性能に影響を及ぼさずに、多くの部品を PCB から省略できます。
包括的なアナログ統合
ゼロドリフト、チョッパ安定化オペアンプ、単一マイコンへの統合機能、デュアル同時サンプリング 14 ビット ADC、高速コンパレータ、DAC を活用すると、開発中センサの精度を最大限に高めることができます。
使いやすい
グラフィカル デバイスの構成機能、最適化済みソフトウェア ドライバ、数百のサンプル コード、リファレンス デザインなどは、開発期間の短縮に貢献します。
Arm Cortex-M0+ マイコンは、コストの削減と設計期間の短縮に貢献
低コストと設計のシンプル化を両立
TI の低コストで幅広い MSPM0 マイコン製品ラインアップを活用すると、性能やフレキシビリティを犠牲にせずに、部品レベルとシステム レベルの両方でコストを削減できます。この製品ラインアップは、高速かつ高精度の高度なペリフェラルを通じて、シンプルで高精度のセンシングを実現するほか、従来のマイコンでは利用できなかった小型でコスト効率の優れたパッケージを採用しています。
業界をリードするアナログ統合を通じてサイズの小型化とコスト削減を実現
クラス最高の 12 ビット ADC やゼロドリフト ゼロ クロスオーバー オペアンプから、高速コンパレータや DAC に至るまで、MSPM0 マイコンは包括的なアナログ ペリフェラルを統合しており、アナログ性能の向上と外部部品の低減を実現できます。グラフィカル構成ツールである Analog Configurator (アナログ構成ツール) を使用すると、統合型アナログ シグナル チェーンの開発がシンプルになります。コーディングを中心とする従来の開発を行う必要がなく、信号の構成と分析とプロットを実施して、構成コードを生成することが可能です。
MSPM0 アナログ構成ツール
車載設計の最適化、スケール化 (規模や要件の違いに合わせて性能の異なるマイコンを採用)、迅速化
電気自動車やハイブリッド車の採用増加が原因で、安全性と信頼性を優先する小型でコスト効率の優れた組込みコントローラの需要が高まっています。MSPM0 AEC-Q100 製品ラインアップは、ADC、DAC、ゼロドリフト オペアンプ、高速コンパレータなど、構成可能で相互接続可能な高性能アナログ コンポーネントを取り揃えています。
これらのコントローラは、故障検出メカニズムとセキュリティ モジュールを内蔵しており、機能安全の診断要件を満たすのに役立ちます。ECU (電子制御ユニット) サブシステムとのシームレスな通信を実現できるように、統合型の CAN (コントローラ エリア ネットワーク) と LIN (ローカル相互接続ネットワーク) モジュールを採用しています。MSPM0 マイコンは優れた低消費電力モードと高速ウェークアップ時間を実現し、システムの消費電力低減に貢献します。
車載用 に関する主な製品
主なアプリケーションの概要
AEC-Q100 認証取得済み、コスト最適化済み、CAN-FD と LIN (Local Interconnect Network) の各コントローラ内蔵の MSPM0 マイコンは、多様な車載センサとモジュールの制御に最適
- AEC (Automotive Electronics Council:車載電子部品評議会) の AEC-Q100 グレード 1 認証取得済み製品。
- 高精度アナログ機能を内蔵し、ワイパーとウィンドウを制御できます。
- ボディ センサやリモート トランク オープナーで採用できる小型フォーム ファクタ。
- マイコン搭載の診断機能は、機能安全に準拠するためのシステム監視に活用可能。
主なリソース
- MSPM0L1306-Q1 – 車載対応、64KB フラッシュ と 4KB RAM と 12 ビット ADC と OPA と LIN 搭載、32MHz Arm®Cortex®-M0+
- MSPM0G3107-Q1 – 車載、128KB フラッシュと 32KB SRAM と 2 個の 12 ビット 4Msps ADC とオペアンプと CAN-FD 搭載、80MHz Arm® Cortex®-M0+ マイコン
- MSPM0G3507-Q1 – 車載、128KB フラッシュと 32KB SRAM と ADC と DAC とコンパレータとオペアンプと CAN-FD と MATH ACL (演算アクセラレータ) 搭載、80MHz Arm® Cor
- LP-MSPM0L1306 – MSPM0L1306 32MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
- LP-MSPM0G3507 – MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
- LP-MSPM0C1104 – MSPM0C1104 24MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
- Full-Featured Automotive Side Mirror – アプリケーション概要
- AEC-Q100 MSPM0 MCU を使用した車載ボディ・エレクトロニクス設計の最適化 – アプリケーション概要
複数の低消費電力モードと内蔵アナログを活用すると、重要なシステムで消費電力と応答時間の適切なバランスを確保できます
モーション検出器、煙探知器、熱探知器など、センシングと測定の多様なアプリケーションで効率的な検出が可能です。
- バッテリ動作時間の延長とセンシング範囲の拡大。
- 12 ビット ADC を通じた、高速かつ高精度のセンサ読み取り。
- オペアンプと ADC を内部接続しているため、PCB レイアウトの工数低減や、パターン上でのノイズ混入の排除に貢献。
- 1μA のスタンバイ電流を通じて、システムの合計消費電流を低減。
主なリソース
- LP-MSPM0G3507 – MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
バッテリの使用状況を監視し、高性能な各種機能を搭載したバッテリ残量計システムを制御します。CAN FD は、重要な各種システムで高信頼性の通信機能とモーター制御機能の実現に役立ちます
バッテリ管理と電力供給の各分野で、ローエンドからハイエンドまでの各種アプリケーションに適した高信頼性ソリューションを実現しやすくなります。
- バッテリの電圧、電流、温度の情報を高精度測定します。
- セルの低電圧と過電圧の各状態を継続的に監視します。
- バッテリの取り付けと取り外しを検出します。
- LED を使用してバッテリ ステータスを表示します。
- I2C、CAN- FD、USB、SMBus (System Management Bus:システム管理バス)、PMBus (Power Management Bus:パワー マネージメント バス) のいずれかを経由してバッテリの状態をホストに定期的に伝達します。
主なリソース
- MSPM0L1306 – 64KB フラッシュと 4KB SRAM と 12 ビット ADC とコンパレータと OPA (トランスインピーダンス アンプ) 搭載、32MHz Arm®Cortex®-M0+ マイコン
- MSPM0G3506 – 64KB フラッシュと 32KB SRAM と 2 個の 4Msps ADC と DAC と 3 個のコンパレータと 2 個のオペアンプと CAN-FD と MATH ACL (演算アクセラレータ)
- LP-MSPM0G3507 – MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
- LP-MSPM0L1306 – MSPM0L1306 32MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
アナログ統合機能を各種センシング アプリケーションで活用すると、信頼性の高い診断データを確保できるため、システムのシンプル化に役立ちます
TI の低コスト システム ソリューションは、各種アプリケーションのニーズに対応できるように、ピン互換性のあるスケーラビリティを実現しています。
- 流量、温度、圧力のデータを各システムから簡単に収集し、分析することができます。
- 高精度 A/D コンバータに、プログラマブル ゲイン アンプ、電圧リファレンス、電流源、マルチプレクス入力を搭載しているので、各種アナログ温度センサと組み合わせるだけで、多様な入力形式に対応して測定を行うことができます。
主なリソース
- MSPM0L1306 – 64KB フラッシュと 4KB SRAM と 12 ビット ADC とコンパレータと OPA (トランスインピーダンス アンプ) 搭載、32MHz Arm®Cortex®-M0+ マイコン
- MSPM0G3506 – 64KB フラッシュと 32KB SRAM と 2 個の 4Msps ADC と DAC と 3 個のコンパレータと 2 個のオペアンプと CAN-FD と MATH ACL (演算アクセラレータ)
- LP-MSPM0G3507 – MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
- MSPM0-SDK – MSPM0 ソフトウェア開発キット (SDK)
アナログ機能とモーター制御機能を搭載しているため、シンプルで洗練されたコードレス システムを設計できます
電動工具や家電製品の設計で、コスト、性能、電力、信頼性を最適化できます。
- 高度なタイマ機能として、デッドバンド、QEI (直交エンコーダ インターフェイス)、クロス トリガ、同期、障害処理の各機能を搭載しており、モーター制御に活用できます。
- モーター制御フィードバック システムに役立つコンパレータと ADC を複数内蔵しています。
- 5V 対応の GPIO を搭載しているので、家電製品で採用例のある 5V システムで通信を実施できます。
主なリソース
- MSPM0L1306 – 64KB フラッシュと 4KB SRAM と 12 ビット ADC とコンパレータと OPA (トランスインピーダンス アンプ) 搭載、32MHz Arm®Cortex®-M0+ マイコン
- MSPM0G3506 – 64KB フラッシュと 32KB SRAM と 2 個の 4Msps ADC と DAC と 3 個のコンパレータと 2 個のオペアンプと CAN-FD と MATH ACL (演算アクセラレータ)
- LP-MSPM0G3507 – MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット
センサ アクイジションとシンプルなモーター制御の各機能を活用すると、患者ケアや個人衛生管理の各アプリケーションで開発期間と市場投入期間を短縮できます
パルス オキシメータ (血中酸素飽和度計) からパーソナル医療機器まで、この製品ラインアップの小型パッケージ サイズは多様な設計で活用できます。
- アナログ統合と、5 種類の電力状態を取り揃えた低消費電力モード。ADC の読み取りが終わった後、次の読み取りまでの間にこれらの低消費電力モードを使用すると、多様な医療機器の平均電流を減らし、機器のバッテリ動作期間を延ばすことができます。
- ゼロドリフト オペアンプは、フォトダイオード信号の増幅や、LED の光強度制御に使用できます
- シンプルなモーター制御を活用すると、設計を最適化できます。
主なリソース
- TMS320F28388D – コネクティビティ マネージャや、2 個の C28x+CLA (制御補償器アクセラレータ) CPU と 1.5MB フラッシュと FPU64 と CLB (構成可能ロジック ブロック) と ENET と
- TMS320F280025C – 100MHz、FPU と TMU (三角関数算術演算ユニット) と 128KB フラッシュと CLB (構成可能ロジック ブロック) 搭載、C2000™ 32 ビット マイコン
- LP-MSPM0G3507 – MSPM0G3507 80MHz の Arm® Cortex®-M0+ マイコン向け、LaunchPad™ 開発キット