低静止電流 (IQ)
システムの性能を犠牲にせずに、バッテリ動作期間と保管期間を延長
静止電流が重要な理由
バッテリ動作システムは、無負荷または軽負荷の条件下で高効率を達成する必要があるので、電源ソリューションは出力のレギュレーションを厳密に実施すると同時に、超低消費電流を維持する必要があります。超低静止電流 (IQ) のテクノロジーと製品で構成された TI の製品ラインアップを活用すれば、今後の設計で製品のバッテリ動作時間を最大化し、低消費電力を実現することができます。
低静止電流 (IQ) に関連する TI の各種技術の利点
常時オンの低消費電力
超低リーク プロセス テクノロジーと斬新な制御トポロジーにより、バッテリ動作時間を延長します。
高速応答時間
高速ウェークアップ コンパレータとゼロ静止電流 (IQ) フィードバック制御により、低消費電力という特性を犠牲にせずに高速な動的応答を実現できます。
フォーム ファクタの節減
抵抗とコンデンサの面積節減手法により、静止電力に影響を及ぼさずに、スペース制約が厳しいアプリケーションへの統合が容易になります。
低静止電流 (Iq) テクノロジーを活用してバッテリ動作期間を延長する 3 つの方法
消費電力を削減し、バッテリ動作期間を延長するには、静止電流 (IQ) を最小化することが重要です。この記事をご覧になると、革新的な低静止電流 (IQ) テクノロジーを活用し、性能を犠牲にせずにバッテリ動作期間と保管期間を延長する 3 つの方法を確認できます。
主な低静止電流 (IQ) 製品
低静止電流 (IQ) の主なリファレンス デザイン
事前昇圧機能とチャージャと 1S (1 個の直列) リチウム・バッテリ残量計搭載、バックアップ・バッテリのリファレンス・デザイン
このデザインは、緊急動作向けの 1S (1 個の直列) リチウム・バッテリを使用した、車載対応バックアップ・バッテリを提示します。1 次側電力入力は、公称 6V ~ 18V (ピーク 2.7V ~ 36V) を定格とし、12V の車載要件に準拠しています。2 次側電力入力は、シングル・セルのリチウム・バッテリを監視する 1 個のバッテリ残量計を採用しており、2V ~ 4.35V の入力電圧に対応します。負荷学習機能をオンボード搭載しているので、バックアップ・バッテリの寿命検出機能を容易に実装できます。
超低スタンバイ電力、ワイヤレス小型イヤホン向けバッテリ・チャージャのリファレンス・デザイン
最新型のワイヤレス小型イヤホンは、キャリング・ケース内のバッテリを使用して充電を行います。これは、小型ソリューション・サイズと効率的な電力部品を必要とする独自のデザインです。さらに、この市場においては同等の機能をより安価で提供することへの要求がさらに強まり続けています。この超低電力リファレンス・デザインでは、USB入力から給電される充電ケース・バッテリと昇圧コンバータを紹介します。