PoE (パワー・オーバー・イーサネット) IC
PoE 設計の PSE (給電側機器) と PD (受電側) に関する相互運用性とフレキシビリティ
イーサネット ケーブル経由で電力を簡単に供給することを希望するデベロッパーは、TI の PoE (パワー オーバー イーサネット) IC を活用すると、高い相互運用性、信頼性、利便性を達成する、包括的なシステム ソリューションを実現できます。TI はまた、イーサネット スイッチの設計者向けに、構成可能なシステム ファームウェア ソリューション (FirmPSE) と、相互運用可能な受電側デバイス (PD) や給電側機器 (PSE) コントローラで構成された製品ラインアップを提供しています。TI はまた、PoE Ethernet Alliance 認証済みの包括的な設計製品ラインアップも提供しており、開発中のシステムで PoE 1 と PoE 2 のロゴを取得しやすくなります。
カテゴリ別の参照
技術リソース
技術記事
The ABCs and 123s of PoE
PoE の条項や Ethernet Alliance のロゴ プログラムなど、PoE の各種業界標準の詳細について解説します。
ビデオ
Introduction to the PoE Certification Program (PoE の認証プログラムの概要)
Ethernet Alliance の認証プログラムの概要と、お客様が PoE 関連の TI のデザインを真のプラグ アンド プレイとして活用する方法を解説するビデオをご覧ください。
ビデオ・シリーズ
PoE (パワー オーバー イーサネット) トレーニング シリーズ
紹介や高度なユーザーが楽しめる TI の PoE ビデオ シリーズを活用して、イーサネット接続の最終製品に電力を供給する PoE テクノロジーの概要を表示してください。
主なアプリケーションの概要
ライティング
ライティング・アプリケーションに PoE を追加し、インテリジェントなビル・システムを次のレベルに引き上げる
ビル オートメーション
IoT (モノのインターネット) アプリケーションに PoE を追加する場合、自社向けグリッド (電力網) のスマート化と効率化を実現可能
有線ネットワーク
Ethernet Alliance が認証した TI の各種 PoE 対応デバイス採用で、開発中有線ネットワークの配線要件と複雑さを低減可能
ライティング・アプリケーションに PoE を追加し、インテリジェントなビル・システムを次のレベルに引き上げる
インテリジェントなビル設計を実施する場合、PoE には以下の利点があります。
- 設置コストの低減とフレキシビリティの向上。電圧が 60V 未満の場合、電気技術者が不要になり、プラグ・アンド・プレイ機能を実現可能 (日本の場合、50V 以下の場合は特別な教育は不要です。50V 超過なおかつ電信用でも電話用でもない機器の場合、労働者に対して特別な教育を行う必要が生じます。特別な教育が「低圧電気取扱者」の場合、講習と短時間の実技教育が必要です。ただし、単純な設置などの場合、電気工事士や電験三種など受験を要する資格は不要です。「特別な教育」の条件は、労働安全衛生法第 59 条第 3 項:の第六章、労働安全衛生規則第 36 条第 4 号:の第四章をご覧ください)
- コネクテッド (ネットワーク接続型) ライティング。各照明機器に固有の IP (インターネット・プロトコル) アドレスを割り当てると、インテリジェントなライティング制御が実現可能
- 低スタンバイ電力モードを実現できるので、照明の消灯中もセンサや他のインテリジェント機能をオンに維持でき、必要が生じたときの高速点灯をサポート
主なリソース
最終製品 / サブシステム
リファレンス・デザイン
- TIDA-01463 – IEEE802.3bt PoE(Power Over Ethernet)対応コネクテッド LED ライティングのリファレンス・デザイン
製品
技術資料
- PoE lighting is coming – 技術記事
- Less (standby) power and more light – 技術記事
設計ツールとシミュレーション
- PSPICE-FOR-TI – TI Design / シミュレーション・ツール向け PSpice®
IoT (モノのインターネット) アプリケーションに PoE を追加する場合、自社向けグリッド (電力網) のスマート化と効率化を実現可能
適切な IoT アプリケーションを採用すると、インフラ全体でより多くの情報とコネクティビティを確保し、リソースの節約とコストの削減を実現できます。PoE の利点:
- 設置の迅速化、平易化、低電圧化によるコスト削減
- フレキシビリティと制御能力の向上。電力系配線を実施する場合は必要だった電気技術者が不要になり、デバイスの移動と再接続が容易
- より多くの電力を供給できるように、IEEE (電気電子技術者学会) 802.3bt 規格に準拠した拡張機能
主なリソース
最終製品 / サブシステム
リファレンス・デザイン
- TIDM-TM4C129POE – TM4C129POE コネクテッド IoT 向け Power Over Ethernet(PoE)のリファレンス・デザイン
- TIDM-1018 – 産業用ゲートウェイ向け Power Over Ethernet®(PoE)のリファレンス・デザイン
- TIDA-010083 – マシン・ビジョン・カメラとビジョン・センサ向け高密度、絶縁型 PoE / GigE のリファレンス・デザイン
製品
Ethernet Alliance が認証した TI の各種 PoE 対応デバイス採用で、開発中有線ネットワークの配線要件と複雑さを低減可能
PSE (給電側機器) 向けと PD (受電側) 向けの TI の各種 IC は、開発中の有線ネットワークのレベルを以下の方法で引き上げるのに役立ちます。
- 適切な代替電源が確保できない場合、PoE を採用してシステム統合を実現し、PD (受電) デバイスを導入することが可能
- システムの設置とケーブル配線にかかわるコストを大幅に削減
- デバイス間の相互運用性を確保
主なリソース
最終製品 / サブシステム
リファレンス・デザイン
- TIDM-1018 – 産業用ゲートウェイ向け Power Over Ethernet®(PoE)のリファレンス・デザイン
- TIDA-050026-23881 – マルチポート アプリケーション向け 24 ポート (PoE 2、4 ペア) PSE (給電側) のリファレンス デザイン
設計と開発に役立つリソース
リファレンス・デザイン
マルチポート アプリケーション向け 24 ポート (PoE 2、4 ペア) PSE (給電側) のリファレンス デザイン
このリファレンス デザインは、PoE (Power over Ethernet) アプリケーション向けの Type-4 (PoE 2、4 ペア) 24 ポートのイーサネット スイッチを提示します。このスイッチは、IEEE 802.3bt (PoE 2) アプリケーションに対してポートごとに最大 90W、標準的ではないアプリケーションに対して最大 120W を供給することができます。 このデザインは、MSP430F523x ファミリをベースとした TI の FirmPSE システム (...)
リファレンス・デザイン
Type 3 IEEE802.3bt-ready active clamp forward converter PoE powered device reference design
この TI リファレンス・デザインは、PoE を介した受電側デバイス (PD) 用 Type-3、Class 6、51-W アクティブ・クランプ・フォワード・コンバータを提示します。TPS23730 PD コントローラは、検出と分類を提供すると同時に、PWM コントローラが含まれています。このデザインでは、IP ネットワーク・カメラやワイヤレス・アクセス・ポイントなどのアプリケーションで、37V ~ 57V の PoE 入力から、5Vレールを出力します。
リファレンス・デザイン
マシン・ビジョン・カメラとビジョン・センサ向け高密度、絶縁型 PoE / GigE のリファレンス・デザイン
Power over Ethernet (PoE) は、ケーブル 1 本で電力とデータを伝送し、高いデータレートと長距離伝送を実現する簡単で信頼性の高いソリューションです。この組み合わせにより、マシン・ビジョン・カメラやビジョン・センサのような小型デバイスにとって PoE が最適なソリューションになります。このリファレンス・デザインは、1Gbps 物理層を搭載した完成度の高い PoE 受電デバイス (PD) と高効率の絶縁型電源ソリューションを 27mm x 27mm の超小型フォーム・ファクタで実装しています。