タイム オブ フライト (ToF) ベースの近接 / 距離センシング向けに、TI の高速、高分解能 AFE (アナログ フロント エンド) を使用すると、周囲の状況を把握できます
TI の近接センサと距離センサの特長
システム設計のフレキシビリティ
広い視野角または狭い視野角 (FoV) で、近距離や遠距離にあり、形状、サイズ、色、材質、反射率レベルがさまざまに異なる物体を検出できます
高精度の距離測定
3cm ~ 15m の範囲で 3mm の分解能による高い精度で物体を検出します
ターゲットのローカリゼーション
最大 3 個のセンシング ゾーンを使用して、物体の距離と方向を判定することができます
技術リソース
TI プレシジョン ラボ (TIPL):タイム オブ フライト (ToF) トレーニングシリーズ
Introduction to Time-of-Flight Long Range Proximity and Distance Sensor System (Rev. B)
適切な近接センサ技術を選択する方法
主なアプリケーションの概要
TI の各種近接センサを採用すると、自動ガイド式の車両や機体で障害物の検出と回避を実現可能
TI の光学的 ToF (タイム オブ フライト) 近接センサを採用すると、車両の目的地点到着ナビゲーションや障害物通知の用途で、障害物の検出と回避の各機能を実装できます。
利点:
- 視野角のフレキシビリティが優れており、システム全体をカスタマイズできます。
- ターゲットの色や反射率に対する耐性を確保しているため、包括的な環境センシングを実現できます。
- 最大 130kLux に対処できる環境光キャンセル機能。
主なリソース
- TIDA-010077 – ロボット・アプリケーション向け、障害物と絶壁の検出、立ち往生の防止、オールインワン(一体型)のリファレンス・デザイン
- TIDA-010021 – 太陽光への耐性を備えたワイド視野(高さ 1.6m で FoV(視野角)120° )近接センシングのリファレンス・デザイン
- OPT3101 – ToF ベース長距離近接 / 距離センサ・アナログ・フロント・エンド (AFE)
- OPT3101EVM – OPT3101 ToF ベース長距離近接 / 距離センサ AFE の評価基板
- OPT3101ESTIMATOR-SW – OPT3101 システム推定ツール
- OPT3101CONFIG-SW – OPT3101 構成ツール
- OPT3101-SDK – OPT3101 ソフトウェア開発キット (SDK)
複数のゾーンにわたって高精度かつ比較的長い距離にわたる距離測定を実施
比較的距離の長いアプリケーションで高精度の測定を実施すると、システムが周囲の環境をより的確に理解できるようになります。
利点:
- 4kHz のサンプル レートを使用して、高速システムでも高精度の測定を実施できます。
- わずか数 mm まで対応できる分解能を確保すると同時に、比較的長い距離にあるターゲットを継続的に捕捉できます。
- ターゲットの色や反射率に対する耐性を確保しているため、包括的な環境センシングを実現できます。
- 最大 130kLux に対処できる環境光キャンセル機能。
主なリソース
- TIDA-010021 – 太陽光への耐性を備えたワイド視野(高さ 1.6m で FoV(視野角)120° )近接センシングのリファレンス・デザイン
- TIDA-010077 – ロボット・アプリケーション向け、障害物と絶壁の検出、立ち往生の防止、オールインワン(一体型)のリファレンス・デザイン
- OPT3101EVM – OPT3101 ToF ベース長距離近接 / 距離センサ AFE の評価基板
- Accurate distance measurements with a highly integrated ToF position sensor – アプリケーション概要
- OPT3101 による高精度測定 – アプリケーション概要
- OPT3101ESTIMATOR-SW – OPT3101 システム推定ツール
- OPT3101CONFIG-SW – OPT3101 構成ツール
- OPT3101-SDK – OPT3101 ソフトウェア開発キット (SDK)
TI の近接センサのプレゼンス検出機能に基づいて、システムのウェークアップ、電源オフ、スリープ状態への移行、他の動作を内部で自動的に検証し、実施することができます
ATM、キオスク、プリンタ、他のポータブル アプリケーションで、プレゼンス (人間などが存在していること) 検出に基づく動作を実現すると、システムのスマート対応と効率化をいっそう推進できます。
利点:
- 毎秒 4,000 フレームのサンプル レートを使用できるため、高速で移動している物体であっても、信頼性の高い方法で検出できます。
- 適応性の優れた広いダイナミック レンジを実現しているため、小電力レベルと高電力レベルのどちらでも自動的な切り替えや変更が可能です。
- 屋外環境に適しています。高温、湿度、気圧の変動のような環境変化から影響を受けません。
- ターゲットの色や反射率に対する耐性を確保しているため、包括的な環境センシングを実現できます。
主なリソース
- TIDA-010077 – ロボット・アプリケーション向け、障害物と絶壁の検出、立ち往生の防止、オールインワン(一体型)のリファレンス・デザイン
- TIDA-010021 – 太陽光への耐性を備えたワイド視野(高さ 1.6m で FoV(視野角)120° )近接センシングのリファレンス・デザイン
- OPT3101 – ToF ベース長距離近接 / 距離センサ・アナログ・フロント・エンド (AFE)
- OPT3101EVM – OPT3101 ToF ベース長距離近接 / 距離センサ AFE の評価基板
- OPT3101ESTIMATOR-SW – OPT3101 システム推定ツール
- OPT3101CONFIG-SW – OPT3101 構成ツール
- OPT3101-SDK – OPT3101 ソフトウェア開発キット (SDK)
設計と開発に役立つリソース
OPT3101 システム推定ツール
OPT3101 システム推定ツールは、タイム・オブ・フライト (ToF) ベースの長距離近接センサと距離センサ向けアナログ・フロント・エンド (AFE) である OPT3101 の性能を分析します。このツールは、OPT3101 がさまざまな条件下で設計要件を満たしているかどうかを判定します。
OPT3101 ソフトウェア開発キット (SDK)
OPT3101 ソフトウェア開発キット (SDK) は、ToF (タイム オブ フライト) をベースとし、長距離に対応する近接 / 距離センサ向け AFE (アナログ フロント エンド) である OPT3101 を使用して、システムの制御とキャリブレーションを行う関数で構成された C++ ライブラリを収録しています。
OPT3101 構成ツール
ToF (タイム オブ フライト) 用途の AFE (アナログ フロント エンド) である OPT3101 向けのコンフィギュレータ ツールは、ToF をベースとし、長距離に対応する近接 / 距離センサ AFE である OPT3101 の構成をカスタマイズするためのオフライン GUI (グラフィカル ユーザー インターフェイス) です。OPT3101CONFIG-SW は高度な抽象化を実現するほか、OPT3101 の初期化と構成を行う C++ のコードを生成します。このツールは、OPT3101 ソフトウェア開発キット (OPT3101-SDK) に対応するヘッダー ファイルを生成します。