ZigBee

スマート ホームやビル オートメーションなどに適した、高信頼性で低消費電力のメッシュ ネットワーク。

ZigBee とは

ZigBee® は、標準ベースのワイヤレス メッシュ ネットワークであり、ビル オートメーション、照明、スマート シティ、医療、資産管理の各分野で広く使用されています。TI のスケーラブルな ZigBee 製品ラインアップは消費電力が最小のメッシュ ソリューションを実現し、産業用温度範囲全体で複数年にわたるコインセル使用やバッテリ不要の動作を可能にします。TI は業界団体 CSA (Connectivity Standards Alliance:接続規格連盟) のメンバーであり、10 年以上にわたって活動してきました。TI は Z-Stack と ZBOSS を通じて、最新の規格に対応した信頼性の高いスタック公開を実現しています。

カテゴリ別の参照

ZigBee ワイヤレス マイコン

開発中の ZigBee ネットワークで活用できる内蔵パワー アンプ、フレキシブルなメモリ、性能、パッケージ、コストのオプションを取り揃えた TI の各種高品質ワイヤレス マイコン (MCU) を使用すると、開発中の設計を強化できます。

ZigBee ワイヤレス モジュール

TI の事前認証済みシステム イン パッケージ (SiP) ワイヤレス マイコンは、SiP フットプリント採用でレイアウトを 70% 小型化しているので、スペース制約が厳しいアプリケーションで、開発期間の短縮や消費電力の低減に役立ちます。 

メモリと使用事例別の ZigBee 製品ラインアップ

設計と開発に役立つリソース

設計ツール
SimplElink™ CC2xxx デバイス向けハードウェア設計レビュー

SimpleLink ハードウェアの設計レビュー・プロセスは、問い合わせの手段を提供します。その後、関連する設計に関するエキスパートと 1 対 1 で連絡、エキスパートはお客様の設計に対するレビューを実施し、役に立つフィードバックをお知らせします。レビューの依頼に関する 3 ステップのシンプルなプロセスと、関連する技術資料やリソースへのリンクは、こちらで見つかります。

開始

2.4GHz ハードウェア設計レビューを依頼する前に、設計に関する一般的な質問は TI の E2E forum に投稿してください。

Hardware Design Review Request Form (...)

計算ツール
ZigBee power calculator tool
ZigBee ソフトウェアのユーザーは、このツールを使用すると、ZigBee アプリケーション内にある、スリープ状態の多いエンド デバイスのシステム電力プロファイルを分析できます。
トレーニング
ZigBee アプリケーション ビルダ
SysConfig 内で ZigBee Cluster Library (ZCL:ZigBee クラスタ ライブラリ) の特性を自動的に構成する方法で、ZigBee アプリケーションの開発を開始できます。

ZigBee で TI を選択する理由

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業界をリードする低消費電力特性

温度範囲全体で 0.85μA のスタンバイ電流や、10dBm 以上の強度を確保できるクラス最高のコインセル動作などの特長を達成する TI の ZigBee デバイスを採用して、バッテリ動作期間を延長することができます。

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いっそうの長距離に対応するメッシュ ネットワーク

ZigBee Sub-GHz 向けのオプションを取り揃え、+20dBm の強度を達成して消費電力を業界最小クラスに抑えたパワー アンプを内蔵しており、到達距離の延長と消費電力の低減を実現できます。 

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信頼性の高いソフトウェア

TI の SimpleLink™ ソフトウェア開発キット (SDK) と ZBOSS ソフトウェア プロトコル スタックの間を接続できるように、TI は自社の低消費電力デバイス向けに最適化済みで信頼性の高いフル機能のソリューションを提供しています。

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品質、信頼性、認証

TI の ZigBee ソリューションは、産業用規格と規制準拠規格に適合することが実証済みかつテスト済みであり、CSA (Connectivity Standards Alliance、旧呼称は ZigBee Alliance) による容易な認証取得に役立ちます。

ZigBee テクノロジー

ZigBee ソフトウェア プロトコル スタック

CC2340 は、堅牢で信頼性の高いワイヤレス メッシュ ネットワークを構築する際の課題を克服するのに役立つソフトウェア プロトコル スタックである ZBOSS® を介して、ZigBee® をサポートするようになりました。  DSR が開発した ZBOSS にはクロス プラットフォーム互換性があり、複数のデバイス間で移植をする場合、シリコン ベンダが異なる状況であっても最小限の労力で済みます。ZBOSS には、デバイスをモノリシック アーキテクチャ、ネットワーク コプロセッサ (NCP) アーキテクチャ、分割 MAC アーキテクチャのいずれかで動作させるオプションがあります。そのため、エンド デバイス、ルーター、ゲートウェイなど、多様な構成を使用する実装に適しています。スマート ホーム オートメーション、エネルギー管理、ライティング (照明)、セキュリティなど、非常に要求の厳しいアプリケーションであっても、このスタックを使用するとネットワーク機能を実現しやすくなります。

ZigBee に関する主な製品
CC2340R5 アクティブ SimpleLink™ 32bit Arm® Cortex®-M0+ 2.4GHz wireless MCU with 512kB flash
新製品 CC2340R2 アクティブ 256kB フラッシュ搭載、SimpleLink™ 32 ビット Arm® Cortex®-M0+ Bluetooth® Low Energy ワイヤレス マイコン

超低消費電力の ZigBee ノード

ZigBee グリーン パワーは、ZigBee 3.0 仕様が規定している機能であり、超低消費電力のエネルギー ハーベスト デバイスを ZigBee ネットワーク上で動作させることができます。パケット長、往復時間、接続の再検出時間、オン ネットワーク時間を短縮した結果、CC2340 などすでにエネルギー効率の高いデバイスの消費電力を大幅に削減できます。その結果、エネルギー ハーベスト機能を使用してデバイス全体を動作させることができ、バッテリ メンテナンスが不要になって、真のワイヤレス デバイスを実現できます。

ZigBee に関する主な製品
CC2340R5 アクティブ SimpleLink™ 32bit Arm® Cortex®-M0+ 2.4GHz wireless MCU with 512kB flash
新製品 CC2340R2 アクティブ 256kB フラッシュ搭載、SimpleLink™ 32 ビット Arm® Cortex®-M0+ Bluetooth® Low Energy ワイヤレス マイコン

主なアプリケーションの概要

ビル オートメーション
大規模で回復力の優れたメッシュ ネットワークを必要とする可能性のあるさまざまなビル オートメーション プロジェクトで、高信頼性かつセキュアな ZigBee 接続機能を採用できます。
ライティング
TI の ZigBee テクノロジーを使用すると、ライティングの大規模導入を制御する信頼性の高いネットワークを構築できます。
グリッド インフラ
グリッド インフラ アプリケーションに ZigBee を追加すると、保守コストを削減し、効率を向上させることができます。特に、大規模なメッシュ ネットワークが必要な場合です。

大規模で回復力の優れたメッシュ ネットワークを必要とする可能性のあるさまざまなビル オートメーション プロジェクトで、高信頼性かつセキュアな ZigBee 接続機能を採用できます。

20 年以上にわたって各種コネクティビティ デバイスの開発経験を積んできた TI は、以下の点でお客様のお役に立ちます。

  • ZigBee をベースとする、低消費電力のコネクテッド (ネットワーク接続型) ビル オートメーション システムを製作できます。このシステムは、多様なセンサやコントローラとリンクし、リモート監視とリモート制御をセキュアな方法で実現するのに役立ちます。
  • 最大の到達範囲と高信頼性を実現するために、大規模な分散型自己修復ネットワークを構築できます。
  • 複数のセンサを接続し、屋内環境を最適に制御することができます。

主なリソース

リファレンス・デザイン
  • TIDM-LOWEND-IHD – セグメント LCD ベース、ローエンド、家庭用ディスプレイ、ワイヤレス RF 通信機能付き
  • CC2531EM-IOT-HOME-GATEWAY-RD – 住宅用スマート・ホーム・ゲートウェイ・リファレンス・システム、IoT アプリケーション用
  • TIDC-ZNP-HOST-SW3 – ポータブル ZigBee プラグイン・ソフトウェア・フレームワーク、任意の OS 用
製品
  • CC2652R7 – 704KB フラッシュ搭載、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M4F マルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス マイコン
  • CC2652RSIP – 352kB メモリ搭載、SimpleLink™ マルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス・システム・イン・パッケージ・モジュール
  • CC2642R – 352kB フラッシュ搭載、SimpleLink™ 32 ビット Arm Cortex-M4F Bluetooth® Low Energy ワイヤレス・マイコン
ハードウェア開発
技術資料
ソフトウェア開発

TI の ZigBee テクノロジーを使用すると、ライティングの大規模導入を制御する信頼性の高いネットワークを構築できます。

ZigBee メッシュ テクノロジーを使用すると、ノード数が 75 以上に達するライティング (照明) ネットワークを最小限の労力で制御し、内部インフラを活用することができます。接続分野で 20 年にわたって TI が蓄積してきた専門知識、高品質の製品ラインアップ、業界最高のサポートを活用すると、次期ライティング ネットワークのネットワーク対応を進めることができます。

主なリソース

リファレンス・デザイン
  • TIDC-ZLIGHT2-W – シンプルな白色調光式 ZigBee 接続型 LED 照明、家庭用およびビル・オートメーション用
  • TIDC-CC2650-CC2592-EMK – SimpleLink™ CC2650 無線 MCU および CC2592 レンジ・エクステンダ、リファレンス・デザイン、122dB リンク・バジェット付
  • TIDA-01095 – デイライト・ハーベスティング / ワイヤレス・コネクティビティ機能搭載100W 調光可能 DC/DC LEDドライバのリファレンス・デザイン
製品
  • CC2652R7 – 704KB フラッシュ搭載、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M4F マルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス マイコン
  • CC2652PSIP – パワー・アンプ内蔵、SimpleLink™ マルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス SIP (システム・イン・パッケージ) モジュール
  • CC2642R – 352kB フラッシュ搭載、SimpleLink™ 32 ビット Arm Cortex-M4F Bluetooth® Low Energy ワイヤレス・マイコン
ハードウェア開発
技術資料
ソフトウェア開発

グリッド インフラ アプリケーションに ZigBee を追加すると、保守コストを削減し、効率を向上させることができます。特に、大規模なメッシュ ネットワークが必要な場合です。

電力網は継続的にスマート化を進めており、監視機能と制御機能が向上しています。これらの向上の多くを具体化しているのは、セキュアな ZigBee ワイヤレス接続機能です。この接続機能を使用すると、高額なケーブルからワイヤレスへの置き換えや、保守アクセスの改善を進めるほか、非常に大規模な導入領域であっても、グリッド事業者が環境全体をより詳細に制御することができます。

主なリソース

リファレンス・デザイン
  • TIDM-SMARTMETERBOARD3 – スマート電力計開発プラットフォーム (SMB 3.0)
  • TIDA-00225 – データ集線装置ケープ、BeagleBone Black 用
  • TIDC-ZNP-HOST-SW3 – ポータブル ZigBee プラグイン・ソフトウェア・フレームワーク、任意の OS 用
製品
  • CC2652R7 – 704KB フラッシュ搭載、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M4F マルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス マイコン
  • CC2652RSIP – 352kB メモリ搭載、SimpleLink™ マルチプロトコル 2.4GHz ワイヤレス・システム・イン・パッケージ・モジュール
  • CC2642R – 352kB フラッシュ搭載、SimpleLink™ 32 ビット Arm Cortex-M4F Bluetooth® Low Energy ワイヤレス・マイコン
ハードウェア開発
技術資料
ソフトウェア開発
多様なインフラを建設する場合、サイズ、消費電力、高信頼性の接続機能が原因でエンジニアは多くの課題に直面します。TI の各種 SimpleLink デバイスは超小型ソリューションであり、最小の消費電力や ZigBee エコシステムとの統合が容易という利点があります。当社 (Krabo) はこれらを使用して、これらのインフラからゲートウェイに信頼性の高い方法でデータを直接送信し、当社のお客様は (それらのデータを目にして) 自社の設計に自信を深めることができます。
– Paolo Redaelli 氏 | Krabo、 プロジェクト マネージャ

技術リソース

関連資料
関連資料
ZigBee 製品認証の概要
TI の ZigBee デバイスを採用すると、開発した最終製品に対する認証を ZigBee Special Interest Group (SIG) から取得し、各種規格の規制に準拠することができます。
関連資料
関連資料
TI RF 距離推定ツール
このツールを使用すると、TI のワイヤレス デバイスを採用した屋内や屋外の RF リンクで、実用的な距離推定値を計算できます。
アプリケーション・ノート
アプリケーション・ノート
Z-Stack Large Mesh Network Performance Using the SimpleLink™ Wireless MCU Family (Rev. B)
このアプリケーション レポートは、Z-Stack 3.5.0 が動作している SimpleLink CC1352P と CC2652R の各デバイスを使用して ZigBee® 3.0 大規模メッシュ ネットワーク テストを実行するプロセスを説明します。
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