BQ25629
- シングル セル バッテリ向けの高効率、1.5MHz、同期スイッチング モード降圧チャージャ
- 5V 入力から 90% を上回る効率で 25mA の出力電流を供給
- 5mA~310mA、5mA ステップの充電終了
- フレキシブルな JEITA プロファイルにより温度範囲全体にわたって安全に充電
- BATFET 制御によりシャットダウン、出荷モード、完全システム リセットをサポート
- バッテリのみモードで 1.5µA の静止電流
- 出荷モードで 0.15µA のバッテリ リーク電流
- シャットダウンで 0.1µA のバッテリ リーク電流
- 昇圧モード動作によるアクセサリへの電源供給をサポート
- 3.84V~5.2V の出力をサポートする昇圧モード
- 5V の PMID 向けに、90% を上回る昇圧効率で 100mA の昇圧電流を供給
- 幅広い入力電源をサポート
- 3.9V~18V の広い入力動作電圧範囲、26V の絶対最大入力電圧
- 入力電圧レギュレーション (VINDPM) と入力電流レギュレーション (IINDPM) によりソース電力を最大化
- バッテリ電圧を自動的に追従する VINDPM
- 15mΩ の BATFET による高効率のバッテリ動作
- Narrow VDC (NVDC) パワー パス管理
- 消耗したバッテリまたはバッテリ未接続でもシステムを即時オン
- アダプタが全負荷になったときのバッテリ補完
- フレキシブルな自律または I2C 制御モード
- 電圧、電流、温度を監視するための 12 ビット ADC を内蔵
- 高精度
- ±0.4% の充電電圧レギュレーション
- ±5% の充電電流レギュレーション
- ±5% の入力電流レギュレーション
- 安全
- サーマル レギュレーションおよびサーマル シャットダウン
- 入力、システム、バッテリの過電圧保護
- バッテリ、コンバータの過電流保護
- 充電安全タイマ
- 安全関連認証:
- IEC 62638-1 CB 認証
BQ25628 および BQ25629 は高度に統合されたデバイスであり、シングル セルのリチウムイオンおよびリチウムポリマー バッテリのために、2A スイッチモードのバッテリ充電管理およびシステム パワー パスの管理を行います。このソリューションは、内蔵電流検出、ループ補償、入力逆電流ブロック FET (RBFET、Q1)、ハイサイド スイッチング FET (HSFET、Q2)、ローサイド スイッチング FET (LSFET、Q3)、およびシステムとバッテリの間にあるバッテリ FET (BATFET、Q4) を高度に統合しています。システム電圧が設定可能な最小値を下回らないように、本デバイスは精密な VDC パワー パス管理機能を使用して、システム電圧をバッテリ電圧よりわずかに高い値にレギュレートします。低インピーダンスのパワー パスはスイッチ モード動作効率を最適化し、バッテリ充電時間を短縮し、放電フェーズ中のバッテリ寿命を延長します。また、非常に小さい 0.15µA の出荷モード電流はバッテリの保存性を高めます。充電およびシステムの設定に I2C シリアル インターフェイスを使用できるため、BQ25628 および BQ25629 は真に柔軟なソリューション提供します。
BQ25628 は、デフォルトの入力電流制限値を設定するための ILIM ピンと、サーミスタのバイアスを制御するための TS_BIAS ピンを備えています。BQ25629 は、標準の USB ホスト ポート、USB 充電ポートなど、幅広い入力ソースをサポートしています。本デバイスは、入力の電流および電圧レギュレーションに関する USB 2.0 および USB 3.0 の電源仕様に準拠しており、USB On-the-Go (OTG) 動作における最大 2.0A の電源定格仕様を満たしています。
パワー パス管理により、システムはバッテリ電圧より少し高くなるように、かつプログラム可能な最低システム電圧より低くならないようにレギュレートされます。この機能により、システムはバッテリが完全に消耗したとき、または取り外したときでも、動作を継続できます。入力の電流または電圧が制限値に達すると、パワー パス管理機能が自動的に充電電流を低下させます。システム負荷が引き続き増大すると、バッテリは放電を開始し、システムの電力要件が満たされるまで放電を続けます。この補助モードにより入力ソースの過負荷を防止します。
BQ25628 および BQ25629 は、アダプタから直接、またはバッテリから (昇圧またはバイパス OTG モードを使用して)、PMID に接続されたアクセサリに電力を供給します。昇圧 OTG では、コンバータ内の昇圧動作を通じて、バッテリからレギュレートされた電圧を PMID 側に供給します。バイパス OTG は、バッテリから PMID への直接パスを提供し、最高の効率を実現します。BQ25628 および BQ25629 は、アダプタが取り外された際に自動的に昇圧 OTG モードに移行させ、アダプタが取り付けられた際には順方向充電に復帰させることが可能です。このいずれかの構成により、ホストの介入なしで PMID に電力を供給します。順方向充電、昇圧 OTG、バイパス OTG では、PMID_GD 信号は、PMID の電圧と電流が許容範囲内であることを示します。範囲外の電圧または電流が検出された場合は、接続されているアクセサリを PMID から切断することで、PMID_GD を使用して外部 PMOS FET を駆動し、これらのアクセサリを保護できます。
BQ25628および BQ25629 は、ホストによる制御なしで、充電サイクルの開始から完了までを実行できます。バッテリ電圧を検知することで、本デバイスは 4 種類の段階 (トリクル充電、予備充電、定電流 (CC) 充電、定電圧 (CV) 充電) でバッテリを充電します。充電サイクルの終わりに、充電電流があらかじめ設定されたスレッショルドを下回り、かつバッテリ電圧が再充電スレッショルドを上回ると、充電器は自動的に処理を終了します。終了は、TS ピンの全温度範囲でサポートされています。
BQ25628および BQ25629 は、負温度係数サーミスタによるバッテリの監視、充電安全タイマ、過電圧および過電流保護など、バッテリ充電とシステム運用のための多様な安全機能を備えています。接合部温度がプログラム可能なスレッショルド値を超えると、サーマル レギュレーションにより充電電流が低下します。STAT 出力は、充電状態と任意のフォルト状態を通知します。その他の安全機能としては、充電モードと OTG 昇圧モードでのバッテリ温度センシング、サーマル シャットダウン、入力 UVLO および過電圧保護も装備しています。INT 出力は、フォルトの発生とステータスの変化をホストに通知します。
BQ25628および BQ25629 は 18 ピン、2.5mm × 3.0mm の WQFN パッケージで供給されます。
技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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* | データシート | BQ25628 / BQ25629 I2 C 制御、1 セル、2A、最大 18V 入力、降圧バッテリ チャージャ、NVDC パワー パス管理および OTG 出力付き データシート (Rev. B 翻訳版) | PDF | HTML | 英語版 (Rev.B) | PDF | HTML | 2024年 3月 19日 |
証明書 | BQ25629EVM EU RoHS Declaration of Conformity (DoC) | 2022年 11月 28日 |
設計および開発
その他のアイテムや必要なリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックして詳細ページをご覧ください。
BQ25629EVM — BQ25629 USB 入力検出機能搭載、シングル・セル、2A 降圧バッテリ・チャージャの評価基板
BMS050 評価基板 (EVM) は、最大 18V の入力に対応する I²C 制御の 2.0A シングル・セル (1S) NVDC チャージャである BQ25629 を評価するための包括的なチャージャ・モジュールです。
パッケージ | ピン数 | CAD シンボル、フットプリント、および 3D モデル |
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WQFN-HR (RYK) | 18 | Ultra Librarian |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL 定格 / ピーク リフロー
- MTBF/FIT 推定値
- 使用原材料
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
- ファブの拠点
- 組み立てを実施した拠点
推奨製品には、この TI 製品に関連するパラメータ、評価基板、またはリファレンス デザインが存在する可能性があります。