パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOT-23-THN (DDC) | 6 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 105 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
TPL5010 の特徴
- 電源電圧:1.8V~5.5V
- 消費電流:35nA(電源電圧2.5V時の標準値)
- 選択可能な時間間隔:100ms~7200s
- タイマ精度:1%(標準値)
- 時間間隔を抵抗で選択可能
- ウォッチドッグ機能
- 手動リセット
TPL5010 に関する概要
TPL5010ナノ・タイマはウォッチドッグ機能を備えた超低消費電力のタイマであり、IoTなどのデューティ・サイクル制御のバッテリ駆動アプリケーションでシステムをウェイクアップするように設計されています。これらのアプリケーションの多くはマイコンを使用する必要があるため、電流を最大限に削減するには、マイコンを低消費電力モードに維持し、特定の時間間隔でのみウェイクアップして、データの収集や割り込みサービスを行うのが適切です。マイコンの内部タイマを使用してシステムをウェイクアップすることもできますが、それだけでシステムの合計電流がマイクロアンペア単位で消費されます。
TPL5010は消費電流がわずか35nAであるため、マイコン内蔵タイマの機能を置き換えることができます。これにより、内部タイマをオフにするはるかに消費電力の低いモードにマイコンを遷移させ、TPL5010による割り込み発生時のみアクティブ・モードに戻すことができます。TPL5010によって、ほぼ2桁の電力削減が可能になるため、環境発電やワイヤレス・センサのアプリケーションで、バッテリを大幅に小型化できます。TPL5010は時間間隔を100ms~7200sの範囲で選択でき、割り込み駆動のアプリケーション用に設計されています。一部の標準(EN50271など)では、安全性のためにウォッチドッグの実装が要求されています。TPL5010を使用すると、ほぼ消費電力の増加なしに、このウォッチドッグ機能を実現できます。TPL5010は、6ピンのSOT23パッケージで供給されます。