パッケージ情報
パッケージ | ピン数 DSBGA (YFP) | 4 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
TPS22916 の特徴
- 動作入力電圧範囲 (VIN):1V~5.5V
- 最大連続電流 (IMAX):2A
- オン抵抗 (RON):
- 5VIN = 60mΩ (標準値)、100mΩ (最大 85℃)
- 1.8VIN = 100mΩ (標準値)、150mΩ (最大 85℃)
- 1VIN = 200mΩ (標準値)、325mΩ (最大 85℃)
- 超低消費電力:
- オン状態 (IQ):0.5µA (標準値)、1µA (最大値)
- オフ状態 (ISD):10nA (標準値)、100nA (最大値)
- TPS22916BL/CL/CNL (ISD):100nA (標準値)、300nA (最大値)
- ON ピンのスマート・プルダウン (RPD):
- ON ≥ VIH (ION):10nA (最大値)
- ON ≤ VIL (RPD):750kΩ (標準値)
- C バージョンでは低速なタイミングにより突入電流を制限
- 5V ターンオン時間 (tON):1400µs (5mV/µs 時)
- 1.8V ターンオン時間 (tON):3000µs (1mV/µs 時)
- 1V ターンオン時間 (tON):6500µs (0.3mV/µs 時)
- B バージョンでは高速なタイミングによりウェイト時間を短縮
- 5V ターンオン時間 (tON):115µs (57mV/µs 時)
- 1.8V ターンオン時間 (tON):250µs (12mV/µs 時)
- 1V ターンオン時間 (tON):510µs (3.3mV/µs 時)
- 常時オンの真の逆電流ブロック (RCB):
- アクティブ化電流 (IRCB):–500mA (標準値)
- 逆リーク電流 (IIN,RCB):–300nA (最大値)
- クイック出力放電 (QOD):150Ω (標準値) (N バージョンは QOD なし)
- アクティブ LOW のイネーブル・オプション (L バージョン)
TPS22916 に関する概要
TPS22916xx は小型のシングル・チャネル負荷スイッチで、リーク電流の低い P チャネル MOSFET を使用し、電力損失を最小限に抑えています。高度なゲート制御設計により、最低 1V の電圧で動作し、オン抵抗と電力損失の増大は最小限です。
各種のシステム負荷条件に対応するため、複数のタイミング・オプションが利用可能です。大きな容量性の負荷では、C バージョンの低速ターンオン・タイミングを使用して、突入電流を最小化できます。小さな容量性の負荷では、B バージョンの高速なタイミングにより、必要なウェイト時間を短縮できます。
スイッチのオン状態はデジタル入力により制御され、この入力は低電圧の制御信号と直接接続できます。アクティブ HIGH とアクティブ LOW (L) の両方のバージョンが利用可能です。電源が最初に印加されたときには、スマート・プルダウンを使用して、システムのシーケンシングが完了するまで、ON ピンがフローティング状態になることが防止されます。ON ピンが意図的に HIGH (≥ VIH) に駆動された後、不必要な電力損失を避けるため、スマート・プルダウンは切断されます。
TPS22916xx は、小型で省スペースの 0.78mm × 0.78mm、0.4mm ピッチ、0.5mm 高さの 4 ピン・ウェハー・チップ・スケール (WCSP) パッケージ (YFP) で供給されます。このデバイスは、–40℃~+85℃の温度範囲での動作が規定されています。