CIRCUIT060096

MSP430 スマート・アナログ・コンボを使用した、半波整流回路

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概要

一部の MSP430™ マイコン (MCU) は、オペアンプ、DAC、プログラマブル・ゲイン段など、構成可能な統合型シグナル・チェーン要素を内蔵しています。これらの要素は、スマート・アナログ・コンボ (SAC) というペリフェラルを形成しています。さまざまな種類の SAC の詳細や、それらの一部である構成可能アナログ シグナル チェーン機能を活用する方法については、「MSP430 マイコンのスマート アナログ コンボのトレーニング」をご覧ください。設計を開始するには、半波整流回路の設計ファイルをダウンロードしてください。この高精度の半波整流器は、変動する入力信号(正弦波が望ましい)の負側の半分だけを反転して出力します。この回路は、複数のダイオードを適切に配置して、反転アンプ構成の MSP430FR2311 SAC_L1 オペアンプを使用します。MSP430FR2355 SAC_L3 ブロック内の内蔵 DAC を使用し、オペアンプの非反転端子にバイアス電圧を供給する方法で、統合をさらに進めることができます。帰還抵抗の値を適切に選択することで、各種のゲインを実現できます。一般的に、DC 出力電圧を生成する目的で、高精度の半波整流器を、ピーク検出器や帯域幅を制限した非反転アンプなど他のオペアンプ回路と組み合わせて使用します。SAC_L3 オペアンプの出力を、MSP430FR2355 内にある他の 3 つの SAC_L3 ブロックとカスケード接続する方法でアナログ・シグナル・チェーン機能を拡張すること、またはオンボード ADC を使用して直接サンプリングすること、あるいはオンボード・コンパレータを使用して監視したうえでマイコン内部でさらに処理を進めることができます。この構成は、最高 50 kHz の周波数で、0.2Vpp ~ 2Vpp の範囲の正弦波入力信号に対応して動作する設計を採用しています。
機能
  • 入力:Vi = 0.2Vpp ~ 2Vpp
  • 出力:Vo = 0.1Vp ~ 1Vp
  • 電源電圧:
    • Vcc = 3.3 V
    • Vee = 0V
MSP430 マイコン
MSP430FR2311 3.75KB FRAM、オペアンプ、TIA (トランスインピーダンス アンプ)、コンパレータと DAC、10 ビット ADC 搭載、16MHz アナログ内蔵マイコン MSP430FR2355 32KB FRAM とオペアンプ / PGA と 12 ビット DAC と 12 ビット ADC 搭載、105℃、24MHz、アナログ内蔵マイコン
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回路設計 MSP430 スマート アナログ コンボを使用した、半波整流回路 (Rev. B 翻訳版) PDF | HTML 英語版 (Rev.B) PDF | HTML 2024年 11月 5日

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