MATHCAD_CEDV_SOFTWARE

MathCAD 向け、補償付き放電終了電圧 (CEDV) ツール

MATHCAD_CEDV_SOFTWARE

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概要

算術演算とシミュレーションのツールであり、CEDV アルゴリズムをベースとする TI のいずれかのバッテリ残量計を使用し、バッテリ パックの特定のケミストリーに一致する CEDV 係数を取得するのに役立ちます。このツールは 3 組のログ ファイルを受け入れます。TI の bq Smart Battery Builder ソフトウェアを USB 経由で CEDV 評価ボードに接続し、これらのログ ファイルを作成することができます。高精度の計算を行うには、バッテリ パックのセットアップに関するいくつかの追加パラメータも必要です。ダウンロード可能なこの出力ファイルは CEDV 係数を格納しています。このファイルをデータ フラッシュにプログラムし (書き込み)、その後、ゴールド イメージ (CD など) に書き込んで、バッテリ パックの量産に使用することができます。

 

残量計とのインターフェイスとして機能する EV2300 または EV2400 PC インターフェイス ボードと、PC との通信用の PC USB ケーブルが必要です。どちらも http://power.ti.com でオンライン注文できます。Windows™ ベースの PC ソフトウェアも、オンラインで入手できます。EV2300 または EV2400 インターフェイス ボードとこのソフトウェアを使用すると、データ レジスタの読み取り、さまざまな構成に合わせたチップセットのプログラム、サイクル データのログへの記録と詳細な評価、さまざまな充電および放電条件下でのソリューションの全体的な機能を評価を実行できます。

機能

6 個のログ ファイルと構成データを受け入れ、最適な CEDV 係数を計算

    ログ ファイルの生成

    手順のまとめ

  • 完全充電状態から放電終了電圧に達するまで、2 種類のレートで連続放電を行います。
  • (セルで直接測定した) 時間、電圧、電流、温度を記録し、個別の列に保存する必要があります。計算を開始する前に、すべてのテキストをファイルから削除する必要があります。電圧は mV 単位、電流の単位は mQ、温度の単位は ℃ (摂氏) です。
  • 簡単な記録方法は、TI のバッテリ残量計からデータを直接読み取る TI の EV ソフトウェアである bq Smart battery builder を使用することです。
  • テスト中は、バッテリ残量計の過熱制限を、予測されるセル温度よりも高い値に設定してください。
  • 開発中のアプリケーションに合わせて、1 番目のレートを標準的な放電速度の場合の平均値、2 番目のレートを放電が高速な場合の平均値にする必要があります。高速レートは、アプリケーションで実際に発生する可能性のある最大ピーク電流 (瞬間的な最大電流) ではなく、持続的な最大放電レートの平均値 (特定の期間に放電する充電容量 mAh または Ah を、その期間の開始時刻から終了時刻までの時間 h で割った値) にする必要があることに注意してください。
  • 放電を定電流にする必要はありません。定電力 (電力一定:つまり、P = VI により、電圧が低下した場合は電流を増やす) を含め、アプリケーションが一般的に使用する任意の負荷パターンにすることができます。
  • テスト パターンを適用する前に、バッテリを完全充電する必要があります。
  • 両方のレートでのテストを、それぞれ 3 種類の温度で実施する必要があります (合計 6 回のテスト)。テストで使用する一般的な温度は、5℃、30℃、50℃ です。高速レートの放電中はセルが発熱するため、開発中の最大仕様温度が 70℃ の場合、チャンバー温度として 50℃ を使用できます。
  • すべてのテストの結果として、6 個のファイルを取得することになります。
  • すべてのテストの結果として、6 個のファイルを取得することになります。

ツールからの出力データ:

  • 入力したセル データとの整合性が最適な CEDV データ係数を保持する、フラッシュ内のファイル。量産の場合、これらの値をデータ フラッシュに書き込むことができます
  • EMF、EDVC0、EDVC1、EDVR1、EDVR0、EDVT0、EDVTC、VOC75、VOC50、VOC25

    構成データ

    ログ ファイルに加えて、次のデータをツールに入力します。

  • Numbers of serial cells: (直列接続セルの数:)バッテリ スタック内のセル数
  • Logging interval adjustment: (ログ間隔の調整:)ロギング間隔が非常に狭い場合、計算を高速化するために、N 番目のサンプルごとに計算を実施することをお勧めします。
  • Cell termination voltage: (セルの放電終了電圧:)システムが期待どおりに動作しなくなる可能性のあるスレッショルド電圧
  • EDVTC constant : (EDVTC 定数:)整合性が最適なデータを見つけるために使用する温度補償定数。デフォルトは 9 です。
  • Fit EMF data: (FIT EMF データ:)Yes/No いずれかの値。以前にテストを実行していくつかの値を生成した後、そのうち無効な値を回避するためにスクリプトを使用する場合、このボックスを選択します
  • Type of chemistry: (ケミストリーの種類:)セルが採用しているケミストリーの種類を選択します。LiCoO2 (デフォルト値)、Lithium on Nickel-Manganese-Cobalt (NMC:ニッケル マンガン コバルトの三元系リチウム バッテリ)、Lithium-ion with nickel-cobalt-aluminum (NCA:ニッケル コバルト アルミニウムを使用するリチウムイオン バッテリ)、LiFePO4 のいずれか
  • Numbers of parallel cells? (並列接続セルの数は?)
  • Any Other? (その他は?)
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MATHCAD_CEDV_SOFTWARE MathCAD 補正放電終了電圧 (CEDV: Compensated End of Discharge Voltage) ツール

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