PROFIBUS
AM1810 Sitara ARM マイクロプロセッサの PROFIBUS
PROFIBUS
概要
PROFIBUS は世界有数の成功を収めたフィールド・バス (通信) テクノロジーとして産業用オートメーションの分野で使用されており、PROFIBUS and PROFINET International 機関の監督下にあります。PROFIBUS は広く導入されているテクノロジーであり、2009 年末までに 3,000 万台以上の PROFIBUS ノードが設置された後、現在はおよそ 10% の年間成長率を達成しています。PROFIBUS には的確な制御機能とオンライン診断機能があり、資産管理の改善、ライフサイクル・コストの確実な削減、品質の改善、生産性の向上に貢献します。
TI は、AM1810 Sitara™ Arm® マイクロプロセッサ (MPU) と OMAP-L138 Integra™ DSP+Arm デバイスに PROFIBUS 機能を統合済みです。AM1810 Sitara Arm MPU と OMAP-L138 Integra デバイスは、RS-485 トランシーバに直接接続しているので、外部 PROFIBUS ASIC は不要です。産業用アプリケーションで AM1810 または OMAP-L138 を採用すると、コスト削減、設計の複雑さの軽減、PCB 面積の節減を実現できます。さらに、TI の Sitara Arm MPU プラットフォームの低消費電力アーキテクチャは、産業用アプリケーションの利点になります。
AM1810 または OMAP-L138 PROFIBUS スレーブ・ソリューションは、最大 12MBaud の伝送レートを達成しており、Siemens AG が運営する PROFIBUS 認定ラボである ComDeC はすでにこの製品を認定しました。
機能
ARM9 の周波数:最大 375MHz
データ・レート (ボー):12M、6M、3M、1.5M、500k、187.5k、93.75k、19.2k、9.6k
DPv0 のサポート:データのサイクリック (周期的) 交換と診断機能
DPv1 のサポート:アサイクリック (周期的ではない) / サイクリック (周期的) データ交換とアラーム処理
DPv2 のサポート:現時点ではサポートしていません。詳細については、TI にお問い合わせください
応答時間:最小 11 ビットの TSDR 応答時間
オペレーティング・システム:認定済みソリューションは Embedded Linux をベースにしていますが、この PROFIBUS ソリューションは、特定のオペレーティング・システムに依存しません。
PROFIBUS のサード・パーティー・ツール
PROFIBUS スタック
お客様は TI の PROFIBUS 実装をそのまま使用し、TI が提供している PROFIBUS スレーブ・スタックの評価版を使用して PROFIBUS 開発プロセスを完成させることができます。このスレーブ・スタックの所有者は TMG であり、ライセンス料を 1 回支払うとお客様がライセンスを取得することができます。また、必要な場合は、お客様は他のベンダのスレーブ・スタックを使用するか、自社開発することもできます。開発が完了した時点で、お客様は自社の製品を PROFIBUS テスト・ラボへ送付し、認定を受けることができます。
- 上記のご注文情報をご覧ください
PROFIBUS 開発ツール
PROFIBUS ソリューションを開発する場合、TI の AM1810 評価基板に加え、MityARM1810 を Critical Link の Industrial IO Board と組み合わせて使用することもできます。
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