JAJSMJ1B March 2023 – June 2024 ADC12DJ5200SE
PRODUCTION DATA
ADC12DJ5200SE は、入力バランを内蔵した RF サンプリング、ギガ サンプルの A/D コンバータ (ADC) です。ADC12DJ5200SE はデュアル チャネル 5.2GSPS の ADC、またはシングル チャネル 10.4GSPS の ADC として構成できます。-3dB 入力周波数帯域が 2~6.3GHz であるため、S バンドと C バンドを直接 RF サンプリングでき、多様な周波数に対応したシステムを実現できます。
ADC12DJ5200SE は、最大 17.16Gbps のライン速度をサポートする最大 16 個のシリアル化されたレーンを備えた、高速な JESD204C 出力インターフェイスを使っています。JESD204C subclass-1 により、決定論的レイテンシおよびマルチデバイス同期をサポートしています。JESD204C インターフェイスは、ライン速度とレーン数との間でトレードオフのバランスを取るように構成できます。8b/10b と 64b/66b の両方のデータ エンコードをサポートしています。64B/66B エンコードでは、前方エラー訂正 (FEC) によるビット エラー率の改善をサポートしています。このインターフェイスは、JESD204B レシーバと下位互換性があります。
ノイズなしのアパーチャ遅延調整や、SYSREF ウィンドウ処理などの革新的な同期機能により、マルチ チャネル アプリケーションのシステム設計を簡素化できます。オプションのデジタル ダウン コンバータ (DDC) を使用すると、ベースバンドへのデジタル変換を実行でき、またインターフェイス速度を低減できます。プログラム可能な FIR フィルタにより、オンチップのイコライゼーションが可能です。