JAJSNF0A december 2022 – june 2023 AFE8000 , AFE8004 , AFE8010
PRODUCTION DATA
AFE8000 は、8 個の RF サンプリング DAC と 10 個の RF サンプリング ADC を内蔵する、高性能かつ広帯域のマルチチャネル・トランシーバです。ピン配置とプログラミングに互換性を持つ、チャネル数を削減したバージョン (4TX および 4RX のチャネルを持つ AFE8004、10RX チャネルのチャネルを持つ AFE8010) も用意されており、スケーラブルなシステム設計が可能です。
各レシーバ (RX) のチェーンには、4Gsps の ADC (A/D コンバータ) に接続された 25dB レンジの DSA (デジタル・ステップ・アッテネータ) を装備しています。10 個の ADC は、8 個のレシーバ・パス (1RX~8RX) と 2 個のフィードバック・パス (1FB および 2FB) に接続されます。ADC は RX と FB の間で共通ですが、デジタル・ダウン・コンバータのパスが異なります (FB パスはより広い帯域幅に対応しており、レシーバとして使用が可能)。各レシーバ・チャネルは、外部または内部の自律的な AGC (自動ゲイン制御) で使用するための、アナログのピーク電力検出器とデジタルのピークおよび電力検出器を持ち、デバイスの信頼性を確保するための RF 過負荷検出器も内蔵しています。シングルまたはデュアルのデジタル・ダウン・コンバータ (DDC) は、8 チャネルの場合に最大 800MHz の信号帯域幅まで処理でき、また 800MHz を 2 チャネルに割り当てた場合には、8 チャネルで最大 400MHz の信号帯域幅に対応できます。
各トランスミッタ (TX) チェーンには、シングルまたはデュアルのデジタル・アップ・コンバータ (DUC) が含まれます。8 チャネルの場合は最大で 800MHz、4 チャネルでは最大 1200MHz の信号帯域幅をサポート可能です。この DUC の出力は、2 次ナイキスト動作を拡張する混在モード出力方式オプションを備えており、12Gsps の DAC (D/A コンバータ) を駆動します。DAC 出力は、40dB レンジ、1dB アナログ・ステップ、0.125dB デジタル・ステップの可変ゲイン・アンプ (TX DSA) を内蔵しています。