JAJSO30A April 2022 – August 2022 AMC22C11
PRODUCTION DATA
リファレンス値に内部ヒステリシス電圧を加えた値として定義される VIT+ スレッショルドを入力電圧 (VIN) が上回ると、コンパレータはトリップします。リファレンス値と等しい VIT- スレッショルドを VIN が下回ると、コンパレータはリリースされます。
VIT+ と VIT- の差はコンパレータ・ヒステリシスと呼ばれ、リファレンス電圧が 450mV 未満なら 4mV です。あらかじめヒステリシスが組み込まれているため、AMC22C11 は入力ノイズの影響を受けづらく、ノイズの多い環境でも安定して動作します。ヒステリシスを生成するための外部正帰還を追加する必要はありません。600mV を超えるリファレンス値 (VREF) の場合、ヒステリシスは 25mV に増加します。詳細については、「Topic Link Label7.3.2」の説明を参照してください。
ヒステリシスとスイッチング・スレッショルドとの関係を表すタイミング図を、図 7-1 に示します。