JAJSO38A June 2022 – August 2022 AMC22C12
PRODUCTION DATA
産業用モーター・ドライブ・システムは一般に、アクティブまたはパッシブの整流段を使用し、単相または 3 相の AC ライン入力から、高電圧の DC リンク電位を生成します。DC リンク電圧は、制御のため AMC1311B などの絶縁アンプによって検出されます。DC リンク・レールに接続された出力段は、(ブレーキ動作中など) 発生する可能性のある過電圧条件に敏感な場合があります。絶縁アンプは、過電圧状態の場合に DC リンク電圧を低減するための適切なアクション (たとえば、ブレーク抵抗をオンにする) を実行するのに十分な速度でシステム・コントローラにアラートを送れない場合があります。したがって、過電圧状態を検出するには、高速の絶縁コンパレータが必要です。
図 8-2 に、AMC1311B 絶縁アンプによって DC リンク電圧が検出されるアクティブ整流段を示します。AMC22C12 は、AMC1311B と並列に接続され、RSNS の両端の電圧を監視して、過電圧状態を検出します。過電圧トリップ・スレッショルドは、 AMC22C12 の REF ピンに接続されている R1 抵抗によって設定されます。AMC22C12 のオープン・ドレイン OUT ピンは、MCU の GPIO または割り込みピンに接続され、入力電圧 (VIN) がリファレンス電圧 (VREF) を超えるとアクティブに Low になります。