JAJSLY3A February 2022 – July 2022 AMC23C11
PRODUCTION DATA
REF ピンの電圧が VMSEL より高い場合、本デバイスは正のコンパレータ・モードで動作します。このモードは、正電圧を監視するのに特に便利です。負のコンパレータ (Cmp1) がディセーブルされ、正のコンパレータ (Cmp0) のみが機能します。このモードでのリファレンス電圧は最大 2.7V に設定できます。
AMC23C11 は、オープン・ドレイン出力とオプションのラッチ機能を備えた絶縁型ウィンドウ・コンパレータです。本コンパレータは VIT+ スレッショルドと入力電圧 (VIN) を比較します。このスレッショルドは、内部生成される 100μA のリファレンス電流と 1 つの外付け抵抗で 20mV~3V に調整できます。入力電圧 (VIN) がリファレンス電圧値 VREF を上回ると、オープン・ドレイン出力はアクティブに Low になります。VIN が低下してトリップ・スレッショルドを下回った際の動作は、「Topic Link Label7.3.4」セクションで説明されているように、LATCH ピンによって決まります。
本デバイスの高電圧側と低電圧側の間のガルバニック絶縁は、SiO2 ベースの強化容量性絶縁バリア越しにコンパレータの状態を送信することで実現されます。この絶縁バリアは、『ISO72x デジタル・アイソレータの磁界耐性』アプリケーション・レポートに記載されているように、高水準の磁界耐性をサポートします。絶縁バリア越しにデータを送信するために AMC23C11 が採用しているデジタル変調方式と、絶縁バリアの特性自体により、優れた信頼性と同相過渡耐性が得られます。