JAJSG05H November 2009 – October 2024 CDC3RL02
PRODUCTION DATA
CDC3RL02 は、2 チャネルのクロック ファンアウト バッファであり、加算性位相ノイズが小さくかつファンアウト能力を備えたクロック バッファ機能を必要とするポータブル機器 (携帯電話など) 向けに設計されています。本デバイスは 1 つのクロック源 (温度補償型水晶発振器 (TCXO) など) を複数のペリフェラルへバッファリングします。本デバイスは 2 つのクロック要求入力 (CLK_REQ1 および CLK_REQ2) を備えており、各入力が 1 つのクロック出力を有効化できます。
CDC3RL02は、マスタ クロック入力(MCLK_IN)で方形波または正弦波を受け付けるため、ACカップリング コンデンサは必要ありません。許容される最小の正弦波は 0.3V 信号 (ピーク ツー ピーク) です。CDC3RL02 は、チャネル間スキュー、加算性出力ジッタ、加算性位相ノイズが最も小さくなるように設計されています。適応型クロック出力バッファは、広い容量性負荷範囲にわたってスルー レートが制御されているため、EMI放射が最小化され、信号の整合性が維持され、クロック分配ライン上の信号反射によるリンギングが最小化されます。
CDC3RL02には低ドロップアウト(LDO)電圧レギュレータが内蔵されており、2.3V~5.5Vの入力電圧を受け付け、1.8V、50mAを出力します。この 1.8V 電源は、レギュレートされた電力を TCXO などの周辺デバイスに供給するため、外部から利用できます。
CDC3RL02 は、0.4mm ピッチのダイ サイズ ボール グリッド アレイ (DSBGA) パッケージ (ウェハー レベル チップ スケール パッケージ (WCSP) とも呼びます) (0.8mm × 1.6mm) で供給されます。本デバイスは、スタンバイ時の消費電流が非常に小さくなるように最適化されています。